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第二話工房の試練

リナとミオは工房を構え、星泪石の新たな加工に取り掛かる。薄暗い部屋に響くハンマーの音が、静寂を切り裂く。リナは星泪石の表面を削り、微細な溝に青い光が宿る瞬間を見逃さない。ミオは側でスケッチを書き、「この輝き、もっと強くできるかな?」と呟く。リナは頷き、時間を5秒遡らせて削り直しを試す。失敗を繰り返しつつも、二人の息は次第に合っていく。


その夜、ガルドの部下が工房を訪れる。屈強な男が「ゼノン様の命令だ。星泪石を渡せ」と脅す。リナは冷静に立ち上がり、「試作品を見せるがいい」と提案。ミオが慌ててブローチを差し出すが、男はそれを掴み壊そうとする。リナは瞬間的に時間遡行を発動。男の手が止まり、彼女はブローチを奪い返し、「これが壊れたら取引は終わり」と言い放つ。男は唖然とし、引き下がる。


翌日、工房に謎の依頼が舞い込む。差出人はゼノンで、星泪石製の冠を10日以内に完成させろとの内容。報酬は莫大だが、裏に罠を疑うリナ。ミオが「罠でも、チャンスかも」と提案し、二人は計画を練る。リナは星泪石に魂融合の術を施し、冠に微細な警報機能を仕込む。完成間際、ゼノンの刺客が再び現れるが、冠の光が瞬き、隠し部屋に避難できた。


夜が更ける中、リナは冠を手に持つ。「この力、使いどころを間違えたら…」と呟き、ミオがそっと手を握る。「一緒に決めるよ。」二人の絆が、ゼノンとの対決への覚悟を固める。

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