表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説の書き方!!私的メモ  作者: 岸田四季
小説のコツ
6/34

小説のコツ2

 小説のコツ2です。みなさんのおかげでここまで来れました。ありがとうございます。

 では、早速小説を作るコツを載せたいと思います。



・オリジナル小説を書こう!!

 当たり前だろ! って思う方いますよね? はいその通りです。当たり前なんです。

 がしかし、これが出来ていない人が目立ちます。

 確かに丸々真似しているワケではありません。しかし、アレ? どっかで見たことあるような……って作品はやめましょう。下手をすれば不快感を与えます。

 見たことがあるような小説はもちろん、もう一つ気をつけなければならないのが、キーワードです。

 例えば推理小説を書くとしましょう。大まかなストーリーは、「少年探偵がありとあらゆる事件に巻き込まれていく」とします。この「少年探偵が事件に巻き込まれる」のキーワードで勝負するのは無謀です。なぜなら、良作はすでに出ているからです。

「名探偵コナン」「金田一少年の事件簿」「探偵学園Q」自分が思いつく限りでこれだけ出ます。

 おそらくこれらはほとんどの方が知っていると思います。そして、面白いです。

「少年探偵が事件に巻き込まれる」という、キーワードで勝負するということは、これらの作品と同等かそれ以上の面白さにしなければなりません。もちろん、全然人気が出なくてもいい、書きたいから書いているだけだという人は書いても構いませんが、本気でプロまたは新人賞を狙っている人は、頭の片隅にでも入れておいてください。すでに出ているジャンルで勝負するということは、それだけ危険が伴うということを……

 ですから、「少年探偵が事件に巻き込まれる」の部分をちょっと捻って、登場人物を全員女の子にしてみて「萌」を狙ってみたり、逆に主人公を犯人にして名探偵にばれないよう犯行を犯してみたり……一工夫入れてみましょう。こうすれば、オリジナルの小説が出来上がるはずです。

 思い悩んでいる時、全く別の考え方をしてみてください。使えるとは限りませんが、少なくとも次の話の足しにはなるかと思います。



・あらすじと冒頭に力を!!

 あらすじと冒頭には80%の力を込めて、後は20パーセントで細々とやってください……冗談です(笑)。ですが、それだけあらすじと冒頭には力を込めろってことです。これは様々な小説のサイトにも書いてあります。

 なぜか? それは簡単です。PV稼ぎです(笑)。

 名の知れていない素人の作品のタイトルだけで読もうと思いますか? 普通は思いません。タイトルだけで惹かれる作品というのはそうそうないと思います。

 だから、あらすじと冒頭が大事なんです。

 こんな素人の作品でもあらすじが面白ければ「お、ちょっと覗いてみようかな」と思ってくれますし、冒頭が面白ければ「続きが気になる……続きを読んでみよう!」となるはずです。

 こうすることによって、読者が増えていきます。どんなに内容が面白くてもあらすじや冒頭がつまらなければ、読もうとすら思ってもらえません。これじゃ、本当に宝の持ち腐れです(笑)。

 内容は面白いはずなのに全然お気に入りが増えない(泣)という方は、是非あらすじなんかを変えてみてください。ま、そんな自信家さんに限らず、あまり上手くいってない、と感じる方がいたら是非試してみてください。あ、嘘は書いてはいけませんよ?

 自分はおこきさんにあらすじを書いてもらってから、ビックリするくらい人気が出ました。つまり、自分にはあらすじの才能が皆無ということが発覚しましたが……

 ま、それは置いておいて(笑)。最初というのはそれだけ大事ということです。それにあらすじを書けるということは、その作品を理解しているということです。面白いところをピックアップする。見どころを伝えられるということは、作品を理解していなければ書けません。残念ながら自分は自分の作品を理解できていなかったということです……



・冒頭の書き方!! ~ファンタジー・SF~

 ここで少し冒頭の書き方についてお話したいと思います。

 冒頭はとにかく盛り上げましょう! あ、これは戦闘シーンがある小説に限ります。恋愛小説や推理小説の書き方は別の機会に書かせていただきます。

 日常生活やその小説の歴史から入るのはよくないです。

 まず、方法として掌編を入れるという手段が多いです。掌編というのは、短編小説のようなものと考えて構いません。でも、ただの短編小説ではありません。本編に関係する、重大な伏線や大まかな世界観を伝えなくてはいけません。

 例えば、男と男の騎士同士が戦っているとします。この世界では魔法が当たり前と設定します。そしたら、掌編では魔法を使っているシーンを入れると世界観というのが伝わりますよね? それに戦っている一人の男が後々出てくる主人公の父親だった場合、「○○(妻の名前)よ。どうやら帰れそうにない。すまない」というセリフを入れて、本編で妻の名前、つまり主人公の母親の名前を出せば、「ああ、あの時の騎士は主人公の父親だったんだ!」という伏線が出来ます。

 このように、一見関係なさそうに見えて本編と関係している。それが掌編です。

 次に重要な戦闘シーンから入るという手段があります。

 主人公とライバル(敵)の一番いい戦闘シーンから書くことがおススメです。ここでポイントがあえて名前を出さないことです。主人公が黒い髪の少年だった場合、

 黒髪の少年は強く地面を蹴り、相手の懐に飛び込む

 と表現します。

 そしてもう一つのポイントが、勝敗を分からないようにする、ということです。当たり前ですが、先にネタバレされてしまえば読む気は失せますよね? 気をつけましょう。

 一番いい戦闘シーンを出して、途中で終わらせる。すると、勝敗が気になり小説を読もうと思いますよね。それから、しょうもない日常を書いて、世界観を小出しに説明して(ここポイントです。世界観を一気に説明すると、ダラダラ長くなりつまらない作品になりやすいので気をつけましょう)、最初の戦闘シーンにつなげる。

 これは、プロの小説家さんたちも使っている方が多いので、無難と言えば無難です。

 とりあえず、ここは何何王国で、何大陸で、何と何と何の種族が争っている、などはやめましょう。日常から始める場合は、なんかしらの策を用意しておいてください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ