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小説の書き方!!私的メモ  作者: 岸田四季
インタビュー
32/34

維川千四号さんに突撃インタビュー!!

 どうもお久しぶりです。

 さて、このコーナーを初めてからもうすぐ九ヶ月が過ぎようとしています。第一回は日比谷碌樹さんから始まり、総勢十八名もの方にインタビューさせて頂きました。長かったような短かったような、それでいてとても濃い九ヶ月間でした。

 おまけの小説の作法などが書いてあるコーナーもなかなか好評なようで嬉しい限りです。

 今回の分は大晦日に投稿予定です。というか多分大晦日に投稿しています。それ以後に見ている人は「ああ、これ大晦日用に書いたんだぁ」と思っていただければ結構です。

 年末の一大イベント! ということで、スペシャルバージョンにしようかと思ったのですが、ここはあえて初回と同じ内容にさせていただきました。手抜きではないです、決して!

 そろそろウザがられそうなので、本編を初めていこうかと思います。では、本編スタート!


 今回は夕顔さんの推薦で、維川千四号さんにインタビューさせて頂きました。現在は「もどきどもシリーズ」をはじめ、コメディー、SF、恋愛など様々ジャンルで活躍していらっしゃる作者さんです。

 では、今回もいつも通りの質問をさせて頂きます。

 あ……ビックリするくらい本人です。


・今書いている小説を書くようになったきっかけは何ですか?

 きっかけは西尾維新先生の『化物語』を読んだからです。

 私は高校生の頃から小説ってモノを全く読んでいなくて、その独特の言い回しやキャラクター性は衝撃でした。小説という媒体では不可能だろうと思っていたモノが表現されていて、そこに無限に等しい可能性が見えました。

 なので『人間フルスペック』と、今連載させてもらっている『もどきども』は完全に『化物語』の模倣作です。言い方は悪いかもしれませんが、次のステップのための習作です。

 と言っても、決して手を抜いているわけじゃないですよ。(汗


 化物語は面白いですよね。と言っても、一巻を読んだ&アニメを見ただけなんですけど……。金がねぇんだよ、金が!

 文が乱れました。申し訳ない。

 西尾維新さんがローマ字書きにすると点対称というのを知ったときは比喩じゃなく鳥肌が立ちましたね。ほんとあの方は言葉遊びの天才ですよ。


・小説を書くときに心がけていることは何ですか?

 楽しく書くことです。

『楽しく書かないと、楽しく読んでもらえない』というのが私の信条だったりします。……まぁ、シリアスが続く展開が苦手なだけですが。

 あとは、キャラをちゃんと“生かす”ことです。

 ペラペラの二次元人間にならないように、産まれてから今日に至るまでの過程を必ず決めることにしています。


 自分が楽しいことが一番ですよ。正直他人に何と言われようが、自分が楽しければいいと思います。

 ペラペラ人間を作らないって意外と難しいんですよね。そういった点では、「産まれてから今日に至るまでの過程を必ず決める」というのは有効かもしれません。


・更新はどのくらいのペースでしていますか?

 完全不定期です。ごめんなさい。

 私のテンションに大きく左右される上に、他のモノも書いてたりするので一カ月以上掛かることも多々。

 ですがその代わり、その時点で納得できるモノだけを更新しています。はい、言い訳です。


 いつも言っている通り、マイペースです。

 自分は少々マイペースが過ぎていますが……。


・好きな小説は何ですか?(プロでもアマでもかまいません)

 前述の通り『化物語』と同作者さんの『刀語』です。というか、ほとんど小説を読まないので、それ以外を知りません。

 アマの方ので言うと、ヒメノムラサキさんの『イレイザー』シリーズ。

 大変お上手な一人称の書き手さんなので、毎度楽しませてもらっているのと同時に勉強させてもらっています。


 千代号さんの「化物語」に対する愛が見受けられますね(笑)。


・プロットはどのように書いていますか?

 書いてないです。全く、これっぽっちも。それ以前に、最近まで『プロット』という言葉すら知りませんでした。

 毎回『言うべき台詞』と『やるべき行動』だけを決めて、あとはキャラに自由に動き回ってもらってます。チェックポイントとゴールだけを設定したマラソンみたいな感じです。

 だけどコースをかっちり固定するより、案外面白いコースを彼らが見つけてくれたりするので、書いていて飽きなかったりします。


 プロットを書いていらっしゃらない作者さんって意外と多いですね。少し驚いています。プロット漬けの自分からしたら恐ろしくて恐ろしくて堪りません。そんなことをしたら果たしてどんなストーリーが出来ることやら……。

 「チェックポイントとゴールを設定する」というのは、自分もよく使っています。スタートとゴールだけでなく、チェックポイントをいくつか用意すると、なぜだか書く意欲が増しますね(笑)。


・ストーリーはどのように構成しますか?

 プロットと同じく私の場合、細かいストーリーは構成“されていってる”と言った方が正しいですね。

 大きな話の流れは、なんとなくだけ考えてます。そして、よりバカな方向に進むように心掛けています。じゃないと私が楽しくないので。

 あと、一節ごと『引き』で終わるように極力しています。次もまた読んでもらえるよう、私なりですが努力してます。


 “されていってる”とは、また面白いですね。時々何かに目覚めてそういう時がありますが、普段は地道にプロット通り書いております(泣)。

 バカじゃないと楽しくないとは、千四号さんらしいですね(笑)。

 「引き」で終わる。とても参考になりました。思ってみれば意識的に「引き」で終わった経験がありません。だいたい書くのに疲れて、「だいたいここらへんでいっか」など、かなり適当に一話分を決めています(笑)。今度からは意識的にやってみようと思います。



 維川千四号さん、ご協力ありがとうございました。

 心がけやストーリー構成のお話はとても参考になりました。ありがとうございます。


 最初は少し重苦しい雰囲気で始まりましたが、この通りいつも通りです。来年もどうかよろしくお願いします。

 では、次回もお楽しみに!(更新速度上げます、なるべく……)

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