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小説の書き方!!私的メモ  作者: 岸田四季
プロットの作り方
13/34

おこきさん的プロットの立て方!!

 自分が普段お世話になっている、おこきさんからプロットの立て方を教えていただきました。詳しく書いて頂いて、とても分かりやすかったです。

 一部雑談などが混ざっているのでそこら辺はカットさせていただきました。


・プロットの立て方

自分の場合、二種類ありまして、


①書きたいシーンから巻き戻しする。

 まず、書きたいシーンが思い付くとします。そして、どうしたらこのシーンが書けるようになるのか……どんな展開になれば、その答えに行き着くかを考えてプロットを立ててます。

 でも、そのシーンが書きたいがために、脈絡のない事件が急に発生したり、キャラがいきなり支離滅裂な行動を始めるなど、物語の流れが崩壊しないか心配しています。

 そして、一番の問題が、そのシーンに辿り着く過程が思い付かないことですww

 あきらかに人生的な経験不足、知識不足が災いして、一番肝心な『中身』がないのです。

 コンビニの“あんぱん”みたいなものですよ。

 見た目がでかくて、中身の“あん”が全然ないじゃねぇか!!っとなります。

 キャラも生き物だと思います。例えば、いきなり、何の苦労もしていない主人公が「人生」について熱く語ってもしっくりきません。

 それ相応の苦労や喜びがあって、初めて納得できる台詞・シーンになるものだと思います。過程が濃密で涙をそそる様な内容ならば、ただ主人公が笑った描写だけでもかなり心にグッとくるかもしれません。

 下手をすると改行だけで、涙が出るかもしれません(笑)

 少なくとも、自分が書きたいと思っている“取って付けたハリボテ名シーン”より、グッとくると思います。


 なので、過程をどう濃縮にするかが自分の課題です。コンビニの“あんぱん”にならないように頑張ります。


 まず一言……文法綺麗っすねw

 はい、多少文の乱れがありましたが、気にせずにどうぞ。

 確かに家でゴロゴロしているおっさんに「将来医者になれよ!」って言われたらキレますね。

 それに“あんぱん”という例え、実に分かりやすいですね。自分が解説する必要はありません。


②物語を書きながらキャラを遊ばせる。

 これは、今までずっと行ってきた愚行ですw

 拙作『ミリオン』のほとんどが、この手法で構成されていると言っても過言ではありません。そのなれの果ては……今の拙作の状況を見て下さいww

 プロットを立てて書くのではなく、立てながら書くという欠陥住宅の建て方です。

 自分の場合、結末のシーンは、鮮明に思い描けるのですが、①に書いたようにそこに行き着く過程が全然思い付きません。ハリボテ名シーンを書きたいがため、独りよがりに陥るのです。

「過程が思い付かん……とりあえずキャラを動かそう」と楽しみながら書いていたら、二六章まで来てしまいました↓

 ただ、キャラの設定を作ってキャラに動いてもらって、走ってもらっています。

 そうすると、伏線もへったくれもありません。ただの辻褄合わせの物語になります。

 文才のある方は、天から降り注ぐようにネタが思い浮かんで、キャラが勝手に動き出すというハイパーモードに至るらしいのですが、才能の無い自分がこれを知らず知らずのうちにやらかしました。


 プロットを立てないというのは危険かもしれませんが、「キャラを遊ばせる」という高度なことが出来るのは、才能かもしれません。

 確かにプロット通りだからと言って面白くなるとは限りません。このように「遊び」というものも取り入れたら面白いかもしれません。


・ネタ探しについて。

 自分は、メモ帳を持ち歩いています。面接の待ち時間に、たまたま目に止まった広告からネタを思いつくこともありますし、教科書を読んでいる時に思い付くこともあります。

 頭の悪いおこきは、忘れっぽいので、メモを取って記憶をセーブしています。手に書くこともあります。買い物の時に思い付いて、レシートに書いたこともあります。

 ただ、時間が経って冷静に見直すと「……なんやこれ」となるものばかりです。とりあえず、ノートに挟んで保存してますww

 後は、アニメを見たりだとか、漫画を読んだりだとか物語から影響を受けることがあります。


 ネタ帳というのは、とてもいいことです。なんか偉そうに言ってしまいましたが、適当に言ったわけではありません。有名な作家さん、映画監督、脚本家のほとんどがネタ帳なるものを持ち歩いているそうです。

「夢日記」というものを付けていた人もいるらしいです。夢を見た朝にすぐ書きこんでおく日記らしいですが、夢とは人間の頭を整理する時に見るもので、いわば自分の知識の集大成なのです。それをメモしておくといずれとんでもない、アイディアが浮かぶかもしれません。

 自分の場合元々の知識が大したことないんで、大した夢を見れませんけど……


 おこきさんになぜ「ミリオン」という作品を書こうと思ったのか聞いてみました。


 『ミリオン』を書こうと思ったきっかけですが、自分は物語に影響されて価値観や、ちょっとした知識などを得ることができました。

 そして、何より作者さんからの“メッセージ”のようなものを感じるようになってから「物語って楽しい」と思うようになり、「自分も何かメッセージを伝えることができればなぁ」と考え始め、物語を執筆したくなったのです。

 そんな時、たまたま高校の時にメモしていたネタノートが見つかって、これを元に何か作れないかと。 

 材料は揃ったから書いてみようかなと。

 本当は、学園生活とバトル物を組み合わせたものを『なろう』さんに載せるつもりだったのですが、ネタを練りきれなかったので、キーワードが揃っていた『ミリオン』を先に執筆することにしました。

 『ミリオン』の世界観は、高校の時に考えたものをベースに、魔女を加えたものです。魔女が出てくるならば魔術がいるだろうとなり、魔術も加えてみました。

 確か、たまたま発掘現場の中継を見ていて、「掘ったらなんで、古い物が出てくるのか」なんて意味のわからないことを考え、「逆に、掘ったら新しい物が出てくる方が面白いじゃん! それこそガン■ムみたいな兵器とか埋まってる世界なら夢があるんじゃないか」と思い当たりまして世界観が少し出来上がりました。


 なんかカッコいいですね。自分なんてただの妄想ですからね。

 こういった逆転の発想から面白い作品が出来るんだと思います。

 あ……「ミリオン」を読んだことないな方、是非読んでみてください。科学兵器と魔術を混ぜた、面白い作品になっています。

 勝手に宣伝させていただきました。


 最後に……

 おこきさんご協力ありがとうございました。また何かあった時はよろしくお願いします。


 これからもこのように様々な人に、アドバイスをもらっていこうと思うので、おもしろそうだなぁと思った方はたまに覗いてみてください。

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