これってただ厄介ごとが増えただけでは?
「っはあ疲れた」
といい、ベッドに大の字に倒れ込む。とても神経を使う会話だったな…
さて、……
静かな部屋でひとり。さっきまでの出来事が嘘のようだ
結局、何だったんだ…?
てかどうやって現れたんだ?
もしや本当に月からきた?
いやいやそんなわけ。
「ああーーもう考えてもわかんねーー」
ていうかひなは大丈夫なのだろうか。
両親になんて説明してるんだ?
まあ学校の友達とかっていってんのかな…
そこで思考は途切れ、しばらく眠っていた
ピンポーン
またか…今度はなんだ…?
今は……もうすぐで日付を超えるくらいか…
とか思いつつ、玄関へと行きドアを開けると、
「ごめん…断られたちゃった…」
決まりの悪そうな顔をするひなとかぐや姫(仮)がいた。
はっきりと目が覚めた。
「っマジかよ」
まあ確かにあの両親なら許してくれなさそうか
「で、でもね、代わりに使えそうなものはもってきたわ」
と得意気に見せたのは
「クレカ!?」
「えぇ。しかもブラックカードよ。これがあれば必要なものはなんでも買えるわ。」
こんなの娘に持たせるなんて…さすがだな。
にしても、こんなにもひなが協力してくれるなんて心強い。
「…えっと…それで頼み事があるんだけど…」
「ん?どうしたんだ?」
「…今ちょっと家に帰れなくて…私も泊めてくれない?」
…いや何やったんだよ。