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舞姫です。この作品が初になります。今後とも宜しくお願いします。



《四門家》それは裏の世界では有名な名家である。その家に生まれたものは怪盗になるのを義務付けられる。そんな家に生まれた一人の少年が紡ぐ復讐劇である。











◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ただいまー」


元気に家族に自分が小学校から家に帰った事を伝える少年ーーー四門賢司ーーー彼はこの怪盗一家に生まれた。しかし、才に恵まれることは無かった。だがまだその事を理解していない彼は楽しそうに日々を暮らしていた。


「おい、賢司こちらへ来なさい」


威厳のある野太い声を出し賢司を呼ぶ男ーーー四門啓ーーーこの家の当主である。


「なに?お父さん」


何故自分が呼ばれたかわからず、何か悪い事をしたのかと不安になりながらも啓の元へ歩いていく賢司。


「お前には怪盗としての才能が無い。そして才能が無い人間は《四門家》に必要ない。お前のような面汚しが長く居座るのは不愉快だ。今すぐこの家を出ていき、二度とこの家の敷居をまたぐな」


賢司は自分がなにを言われているのかよくわからなかった。だが一つだけわかる事があった。それは自分がこの家から追い出されるーーーーー捨てられると言う事実を。


「なんで?なんでなの?」


賢司はそういった後目の前が暗闇に染まった。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


目を覚ました時には周りには誰もいなくなっていて、どれだけ見渡しても草しかない。


「なんで?ひっく、なんでなの?うぇぇぇぇえええん」


そして賢司は泣いた。涙が枯れるまで泣き続けた。徐々に喉と涙は枯れていった。









◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆








泣いてからどれだけの時間が経ったのかすらわからない。時間の感覚もなく、ただ街の中を彷徨うだけ。そしてついに賢司の力は尽き、ゴミ袋と思われるものの上に倒れた。そして最後に見たのは一人の男の姿だった。










そして運命の歯車は回り出した。










次回もお楽しみに

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