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タダで読むのが丁度良い物語  作者: 聖域の守護者
第3章 〜やーーっとカイロキシア ちょっぴりイェンシダス????〜
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第64話〜異能者〜

【エリナス 大峡谷】

ハーデス一行は大峡谷の上空を飛行していた。


「お嬢ちゃん、きちんと坊主の体は冷えてるかい?」

「はい。

 ご指示通りです。」


ハーデスは龍郎の遺体が腐らぬようセシルに魔法をかけさせていた。


「よし。

 俺はアヌビスとは仲が良くなくて亡骸の腐敗はどうにもできねぇんだわ。

 悪いな。」


後頭部をボリボリと掻きながらハーデスは言う。


「ですが臺下、お言葉ですが、貴方は死を司る神なのでは?」

「厳密に言うとだな、俺は死ではなく、神以外の死後の魂と冥府の一部だけを司ってる。

 魂が抜け出た後の空の入れ物は管轄外だ。」

「その言い方ですと、神々にはそれぞれの厳格な管轄でもあるのですか?」


ロディが立て続けに質問する。


「厳格な管轄は無いよ。

 無いから困るんだよなぁ、これが。

 幸い、死後の魂を司ってるのは俺だけだから良いのだけど、冥府を司ってる神なんざごまんといる。

 それに、誰がどこの何を司ろうが誰の知ったことでもない。

 そんなんだから管轄争いもよくあるし、もう一々把握もしてないよ。」

「そんなものなんですか、神々の世界って…。」

「そんなもんだよ、神々の世界は。

 そりゃあ、君らにできないことを平気でやってのける連中だけど、ちょーっと強くて、ちょーっと寿命が長くて、ちょーっと多様性に富んでいるだけさ。」


ハーデスは飄々と答える。


「例えば、我々の真後ろに来るまでお客さんの存在に気がつかないし。

 俺は強くもないから彼らを倒すことも多分できない。」


前を向いたまま、ハーデスは後ろを指差す。

2人が振り返ると後方に追っ手が確認できた。

数は3人。

既に間合いに入る距離だ。

目標に気がつかれたと分かるや、追っ手は急加速する。


「異能者か!?」


ロディは魔法を発動し、3人の前にそれぞれ魔法陣が立ち塞がる。

魔法陣から放たれた鎖が追っ手を拘束する。


「君は彼を頼む。

 奴らは私が相手をする。」


龍郎をセシルに任せ、ロディは追っ手の方へと向きを変えて立ち上がる。

魔法で重心を制御しているので不安定な空飛ぶ敷物の上で態勢が崩れる心配はない。

追っ手は自らの鎖を破壊し、再び追跡を開始していた。

追っ手の1人が複数の短剣を投擲する。


「そんなもんじゃ倒せないぞ!」


ロディは障壁を展開して防ぐ。

が、障壁に着弾した短剣が爆発する。


「仕掛け武具か…。」


爆煙の中から追っ手が姿を現し、障壁に手をかざす。

すると、障壁は一瞬で粉々に粉砕してしまった。


「悪く思うなよ。」


ロディはそいつの死角である上斜め後方へ魔法陣を展開し、氷で串刺しにした。

1人が串刺しになったのと同時にもう2人がロディたちへ肉薄する。

反射的にロディが張った障壁を彼らは紙のように拳で破る。

拳がロディへ到達する直前、ロディは再び魔法を発動した。

そこに到達した拳はロディには命中せず、向きを変えて彼の横へ出現した。


「私を殴ろうとするからだ。」


ロディが魔法を終了する。

真横にあった腕は切断され、そのまま遥か下の谷底へと落下した。

追っ手は残った腕で打撃を繰り出そうとするも、ロディによって肩もろとも炎に飲まれ、炭と化す。

相方が一方的にやられる中、もう1人はその場で身動き一つせずに固定されていた。


「飽きた。」


ポツリと言うと、ロディは追っ手の胸部へ魔法を発動する。

最後の一人はその場で爆破処理された。

一行は戦闘中も動き続けていたため、爆風などに巻き込まれる心配は皆無だ。


「凄い…。」


ものの数分の戦い。

その一部始終を見ていたセシルが呟く。


「小規模とは言え、空間と時間を操りましたよね…。」

「空間はさておき、時間は私でもあれが限度だ。」


ロディはセシルにウィンクして見せた。


「それでこそ、俺の用心棒だ。

 今後も頼むよ。」


ハーデスは高笑いをする。


「話の途中でしたが、つまり神とは無敵でもなければ全能でもないと?」


ロディは再び座って話の続きを始める。


「そーゆーこったな。

 神はピンキリで、まさしく八百万の神だ。

 だからこそ、神々の中にも三柱、十二神、百座っつー”神格”がある。

 神は横並びではないってことだ。

 厳しい世界だよ、全く。」

「ですが、私の記憶が正しければ、臺下は十二神に名を連ねている筈です。」

「まぁな。

 ダテに死後の魂を独占してねぇわ。

 だけど、所詮、俺は十二神四位。

 辛うじて十二神上位に名を連ねているだけだ。」

「十二神上位?」


話について来られないセシルが質問する。


「あら、お嬢ちゃん、もしや神格についてご存知ない?」


振り返るハーデスにセシルは頷き返した。


「そいじゃあ、説明してあげるよ。

 先ほども言った通り、神格ってのは沢山いる神の順位みたいなもんだ。

 力のある順に、三柱(さんちゅう)十二神(じゅうにしん)百座(ひゃくざ)と呼ばれていて、三柱と十二神には文字通り3柱と12柱の神が選出される。

 百座は百と名前はついているが、それ以外の神の全てを指す。

 三柱は100年に一度、ディオミース神殿で行われる”百の儀(もものぎ)”によって選ばれる。

 十二神が選ばれるのは10年に一度の”十の儀(とおのぎ)”だ。

 百の儀は別名で”新世紀”とも言われている。

 十二神も、この時に選ばれた神は”百十二神”なんて呼ばれたりもする。

 言い忘れたが、三柱になる資格のある神は前回の十の儀、これは”九十九の儀(つくものぎ)”って呼ばれるんだが、それで十二神に列せられている神に限られる。

 呼び方が沢山あって頭を混乱させてまうかも知れんが、この十二神を九十九十二神(つくもじゅうにしん)なんて言ったりもするんだ。」


セシルの頭はパンクしそうであった。


「選ばれるって、どのように選ぶんですか?」


対照に、ロディは目を輝かせてる。


「簡単に言うと、投票だな。

 神はそれぞれ”神杯(じんぱい)”っていうのを持ってるんだが、この世界の生物が特定の神へ感謝の気持ちや祈りを示した時にその神の杯に“票”が入るんだ。

 んで、儀式が始まると全ての神杯に一斉に聖火が灯されると。

 そして、聖火は票を燃料として燃え続け、その火が消えるまでの長さで十二神を決定する。

 これが十の儀だ。

 百の儀の場合は十の儀のように全ての神杯ではなく、まずは九十九十二神の杯だけに聖火を灯して三柱を決定する。

 ここでもしも三柱の入れ替わり生じた場合、”崩壊”という。

 まぁ、仮に崩壊しても三柱の特権で十二神には留まれるのだがな。

 それと、十二神と違って三柱はその中での順位付けは行われない。

 神々の最高位だけはせめて横並びにっていう建前だろうよ。

 代わって、十二神は得票順に十二神筆頭、十二神二位、十二神三位…、十二神最下位と列せられていく。

 十二神以上からは好きな種族の個体を公式な“使徒”として持てるようになるんだ。

 二〜四位が十二神上位、五〜八位が十二神中位、九〜十一位が十二神下位と括られ、筆頭は7使徒、上位は5使徒、中位は4使徒、下位は3使徒、最下位は1使徒の使役を許可されている。

 三柱は使徒の代わりに百座を3体使役でき、使役される百座は“神使”と呼ばれている。

 これも三柱の特権だが、使役された百座の得票は三柱の得票になる。

 ここだけ聞くと百座にとっては酷い話のように聞こえるが、三柱に使役されることでその百座の知名度は抜群に上がり、将来の儀式に有利になる。

 ここまで話すともうお分かりだろうが、前提として神は自分の存在を知ってもらわねばならない。

 そのために信者や使徒が布教をしたり、親切なことをするんだな。

 また、代理を使わんでも、三柱以外の神は今の俺みたいに自由に下界に行くことができ、制度上、有権者と直接触れ合うこともできる。」

「大変失礼なことを申し上げますが、神も随分俗っぽいことをなさるんですね。」


ロディの指摘にハーデスは大笑いする。


「お恥ずかしい限りだが、そうだ。

 そうやって神の世界は回ってるのさ。」


大峡谷にはハーデスの高笑いが響き渡っていた。


【カイロキシア 宮都】

「王子は異能者なの…?」


ヴェロニカは物陰に身を隠しながら先ほどの出来事を回想する。

王宮から出てきた王子たちは直ぐに何者かに襲われた。

護衛係は皆殺しであったが、その戦闘の最中、王子はその場で消えたのだ。

姿くらましのように不規則に体が動くわけではなく、頭から足の方向へ体が徐々に消えた。

あれは明らかに魔法ではない。


「ということは、国王暗殺に王子も関与している…。」


ヴェロニカは国王暗殺のその場にいた。

変装ではなく、姿を隠して部屋の隅に立っていた。


「アイツも間違いなく異能者だった。」


アイツとは、暗殺犯のことである。

その男は王子の直ぐ後ろに控えていた。

ファビアンが王子に近づいた時、事件は起きた。

護衛の男の腕が槍のような形に変形し、ファビアンの胸を貫いたのだ。

突然のこと、かつ、男の動きが素早かったためにヴェロニカも反応が遅れた。


「もう2度と任務での失敗は御免だったのに…。」


ヴェロニカは自分の失敗を悔やむ。

しかし、過ぎたことで悔やむのは無意味だと自分に言い聞かせた。

気持ちを切り替えて今後の動きを考える。


「彼らが異能者だとすると、この騒ぎの中で向かうとするならば修道院…。」


ヴェロニカは姿くらましではなく、歩いてその場を後にした。


【帝国 皇城】

セルゲイとミハイルは揃って皇帝の執務室へと向かっている。

セルゲイの手には治安維持局による報告書が携えられていた。


「陛下は何と仰せられるだろうか?」

「まずは内容を否定するだろうな。」


それだけ言うと、2人は無言になった。

ただ2人の足音だけが廊下に響く。

廊下の先に執務室が見えたところで、部屋からアリューシャが出てきた。

彼女は2人に一瞥くれただけで、その後は前を向いてそのまま挨拶も交わさずにすれ違ってしまった。

だが、2人も特に気にした様子はなかった。

2人は執務室を警備する親衛隊へ要件を告げ、中に入る。


「失礼致します。」


セルゲイの言葉にミハイルも頭を下げる。


「それで、治安維持局は何と申しておる?」


セルゲイは皇帝へ事前に来訪の要件を告げてあった。

しかし、報告書の中身に関しては直接会って知らせたいとだけ伝えてあったので、皇帝も報告書に何が書かれているのかは把握していない。


「取締り及び取調べの結果、治安維持局は行方不明のヴィクトル・ユスポフ前魔導部隊管理官は既に殺害されたものとして結論づけました。」

「ほう。」


皇帝はその事実を既に知っている。

しかし、ユスポフが反逆行為を行なっていた事実及び彼が特務機関に拘束されていたことを知る者は極めて限られていた。

世間的にはせいぜいユスポフ家の嫡男が行方知れずで、両親は収監されているといった程度の認識しかない。


「して、報告はそれだけかな?」

「いえ。

 治安維持局は既にヴィクトル殺害の犯人も掴んでおります。」

「何だと?」


皇帝はセルゲイの話に興味を持った。

特務機関ですら犯人を掴めていないのだ。

一体、彼らがどんな話をしてくるのか聞いてみようと思ったのだ。


「治安維持局は、殺害犯をグレイ・シルバと断定致しました。」


これには皇帝もビックリであった。


「そんな馬鹿な。」

「我々は証拠も入手しています。

 調べによると、帝都封鎖の前にグレイがヴィクトルと接触していたようです。」

「私の方でも、ユスポフ侯爵に確認を致しました。

 グレイがヴィクトルに会っていたのは事実のようです。」


セルゲイの説明にミハイルが補足する。


「そして、グレイと会ったその後にヴィクトルは消えた。」


だからグレイが犯人だと彼らは言いたいのである。

しかし、ユスポフが死んだのはついこの前だ。

確かに、グレイがユスポフと密会していたのは初耳であったが、殺害犯という彼らの推理は間違えている。


「陛下、疑いを持つべき理由は他にもございます。

 どうやらグレイは夜な夜な城を抜け出しているようです。」

「何のために?」

「恐らく、反乱因子と連絡を取り合うためかと。

 彼なら我々の手の内はほとんど知り得る立場にありますから、情報提供者にはもってこいです。

 ここ最近だと、数日前の満月の夜に城を抜け出しているようです。」

「何!?」


皇帝の記憶が正しければ、満月の夜はユスポフが暗殺された日である。

これは話が変わってくる。

皇帝は自身でも考えた。

グレイはユスポフに”逃げろ”と言いに行ったのか?

そして、逃げた筈のユスポフが特務機関に拘束されたことを知って、あの日、口封じのためにユスポフを殺害した?


「…、一先ず、奴を拘束しろ。」


今までの話が全部勘違いならそれで構わない。

そちらの方が安心してグレイを信じることができる。

皇帝はそう考えた。


「セオドラを呼ぶんだ。」


彼の命令を実行するために部屋を後にしようとした2人を呼び止める。


「かしこまりました。」


ミハイルは恭しく頭を下げて応答した。


【皇城 近衛騎士団本部】

セルゲイが治安維持局の黒犬を率いて到着した時、グレイはアリューシャと面会中だった。


「申し訳ありません、引き留めたのですが…。」


遅れてアヴィスが顔を出す。


「構わん。

 アリューシャも今来たところだからな。

 …、それで、黒犬さんたちを引き連れてどうしたんだ?」


何やら物々しい雰囲気を感じ取ったグレイは先にセルゲイから相手をすることにした。


「貴様を逮捕する。」

「何の罪で?」

「殺人罪及び国家反逆罪だ。

 陛下の帝国を打倒せんとする者たちへ与し、尚且つヴィクトル・ユスポフを殺害した!」

「ちょっと待て!!

 身に覚えがないぞ!!!」


グレイの剣幕はセルゲイを上回る。


「証拠は出ている。

 陛下のご命令に基づき、問答無用で貴様を連れて行く。」

「馬鹿げている。

 俺はこんなの認めないぞ。」


そう言ってグレイは刀に手を伸ばす。


「止めなさい。」


アリューシャが発動した魔法によってグレイは鎖で体を拘束された。


「アリョーシャ!?」


床に倒れたグレイが見上げた先には、虚ろな表情でグレイを見下ろすアリューシャの顔があった。


【帝国 皇城 執務室】

部屋には皇帝、セオドラ、オリガ(皇帝の命令でセオドラが呼んだ。)そしてグレイがいた。

オリガ(特務機関)の存在がバレてはまずいので、他の者は部屋の外で待機させてある。


「グレイ、其方がここへ連行された理由は分かるな?」

「陛下、私はこの命に誓ってもユスポフの殺害はおろか、陛下に背くような真似はしておりません。」

「それではそれを確かめようではないか。

 …、オリガ。」


皇帝の指示に従い、オリガが魔法を発動する。

執務室の床に黄色に光る足跡が現れた。


「1歩下がってください。」


グレイは後ろに下がった。

すると、グレイのいた場所に緑色の足跡が浮かび上がる。

2組の足跡が床上で動き始め、1つにピタッと重なった。


「足の大きさは勿論のこと、魔法的特徴も全て一致しました。」


オリガは節目がちにそう告げる。


「そうか…。」


皇帝は深い溜息をついた。

グレイも今起きたことを察した。


「足跡で私が犯人だと?」

「決して改竄することのできない、個体を識別可能な魔法的特徴が一致しました。

 たかが足跡ですが、されど足跡です。」

「私じゃない…。」

「グレイ、残念だが、其方にはルヴァンカ監獄に入ってもらう。

 殺されぬだけマシだと思うのだな。」


同日、グレイはそれ以上の抵抗を見せることなく大人しく収監された。

近衛騎士団の団長が国家反逆罪で収監されたとあり、皇帝は禁衛隊と帝都警固隊のほとんどを同じくルヴァンカ監獄送りにした。

現在、近衛騎士団はラーヴァを臨時団長として若干の元タラゼド騎士団員を残すのみとなった。

彼らの役割は帝都の警戒に限られ、皇城の周辺と城内は皇帝親衛隊の管轄となった。

この日を境に、帝都における治安維持局と騎士団の力関係は逆転する。


【帝国 帝都 貧民街】

「朝倉二佐、帝都中心部で動きが!」

「状況報告!」


国防軍が帝都に構えたアジトの責任者である朝倉史郎二等陸佐は部下に追加の情報を求めた。


「大規模な配置転換が行われています。

 騎士団の大多数が馬車に載せられて帝都郊外へ移送されています。」

「郊外というと、ルヴァンカ監獄か?」

「恐らく。」


朝倉はこの情報を自分の脳内で推測の過程に組み込んだ。


「まさか、監獄内の大掃除でもするつもりか…?

 …、いや、まだ推測の域を出ないな。」


朝倉は腕を組みながら部屋の中を歩き回った。


「それとも、本当に収監されるのか?

 だとしたら…、何らかの形でパワーバランスが変化したと見るべきか?

 どのように…?」


朝倉はそこから10分程度沈黙した。


「夜桜、至急ブニークにレポートを送るんだ。

 帝都で権力構造の大きな変化が起きていると報告せねば。」

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