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甘い水 苦い水

作者: 遊己

さてさてお立会い。

 面白い事が好きな人、楽に暮らしたいと思う道楽人間は寄っといで。

 ここには何もかもが揃ってるよ。

 苦しい事も、悲しい事も何にも無いよ。

 甘い水に寄っといで。

 わざわざ苦い水に行かなくても良いじゃない。

 こっちの水は甘いよ。

 苦い水にわざわざ行かなくても良いじゃない・・・。


 路地裏。

 ほとんど人が通らないこの場所が私の仕事場。看板も何も無い、ほとんどの人間は素通り、気付きもしません。

 だけど、私は繁盛させる気はありませんから。

 ここは甘い水屋。

 甘い水を売る場所。

 人生に行き詰って、死にそうな人間だけを取り扱っています。

 苦い水に苦しんで、甘い水を心から欲する人間にしか、うちは発見できないんです。

 なぜなら、うちに必要の無い人間にはこの店は見えない・・・。

 そういうふうに出来ているんです。

 今日のお客様は・・・

 二十三歳のフリーター。

 うちを見つけたって事は・・・さてさて、どんな悩みをお持ちなのやら・・・・・・。


 「僕は・・・死にたいんです・・・。何一つまともに出来ないんです・・・。友達には・・・いいえ、友達なんていないんです。

いるのは、僕を苛める人間ばかり。もう、お金もありません。全部取られました。高校時代の同級生です。あいつらは、今でも僕からお金を取っていきます。今まで、彼女も出来た事ありません。両親も・・・恥ずかしい話ですが、家だけを僕に残して、蒸発してしまいました。仕送りで・・・何とか細々くらしているんです。本当に何も良いことなんて何もないんです。なのに・・・どうしてこんな仕打ちをうけなければならにんですか・・・

僕は・・・何も悪い事はしていない・・・

していないんだ・・・!!」


 何とまぁ、分かり易い話である。

 要は死にたいと言いながら、生きる理由を欲しているんですね・・・。

 最近ではこういう相談が増えています。

 自分の存在理由が欲しいんですかね・・。

 私から言わせれば、本当に何が問題なのかが知りたいくらいです。


 「分かりました。では・・・あなたにぴったりの甘い水を・・・差し上げましょう」


 渡したのは一つの錠剤。

 「これがあなたの甘い水。飲めば苦い水をもう飲まなくても良くなりますよ。」

 「これが・・・?一体何の薬ですか・・・?」

 やっぱり男は不信な目で私を見ています。まぁ、当たり前ですけどね。こんな路地裏で、錠剤一錠渡されたら・・・普通誰だって警戒します。

 「嫌ならお飲みにならなければ良い。私はただ、個人に応じて甘い水をお売りしているだけ。その後、お客様がお飲みになるかどうかは・・・お客様次第でございます。ソレがどのような物かは、あなた様がご自分でご確認下さいませ。敢えてもう一度申します。私の店は甘い水をお売りする店、でございます。あとはお客様のご自由に・・・」

 男は指定の料金を払って去って行った。もちろん、一錠の錠剤を持ったまま・・・。

うちは決して法外な料金は取りません。正規の見料。それがうちの料金でございます。

 あとは・・・お客様のご自由に・・・。


「変な店だったな・・・。」

 男・・・加藤芳裕は甘い水を持ったまま大通りを歩いていた。ポケットの中には錠剤。手で握り締めている。 

 男の頭の中でさっきの店員の台詞が回っている。

 ―――お客様がお飲みになるかどうかは・・・お客様次第でございます。―――

―――私の店は甘い水をお売りする店でございます。あとはお客様のご自由に―――

 怪しい、明らかに・・・。こんなの・・・きっと覚せい剤とかに決まってる。飲まない方が良い。何が甘い水だ・・・。

 芳裕がポケットの中の錠剤を捨てようとした時・・・

「よぉ〜!芳裕ちゃん!こんなところで何してんのよ〜!?」

 ビクッ!

 芳裕はいきなり声を掛けられて、体を凍りつかせた。その声、しゃべり方、全てが芳裕を凍らせるだけの力がある。

 高校時代から芳裕を見てはお金をせびり、家に来ては荒らして帰った。両親のいない芳裕の家に目をつけ、ラブホテル代わりに芳裕のベッドで知らない女を抱いた。宴会場のように使われた。友達を集め、飲み会三昧。酷い時では嘔吐物の処理に一日を費やさなければならない日もあった。逆らえば殴り、蹴られ続けてきた。一週間以上の入院生活を強いられた時も出来た。

 これで拒絶反応が出ない訳が無い。

 「大西・・・!」

 大西翔。芳裕の天敵。こいつさえ・・・こいつらさえいなければ、芳裕は甘い水など、気にも留めなかっただろう。

 大西翔、西園寺祥吾、塩先天太。

 全員、高校時代の同級生。リーダー格が大西、あとの二人は大西からおこぼれを頂戴しているハイエナのような存在だ。大西が芳裕を苛めるから、祥吾と天太も苛める。大西が芳裕の家を荒らすから二人も荒らす。本当にオマケのような二人を従えて、いつも三人で大西は芳裕を甚振るのだ。そして、ご褒美のごとく、二人は女や酒、現金を手に入れるのだ。

 「芳裕ちゃんてば、相変わらず暗い顔してんねぇ〜。そんなんじゃいつまで経っても童貞やめらんないよぉ〜?」

 三人は大通りという事を気にも留めない様子でそんな事を大声で話、馬鹿笑いをしている。芳裕はいつも通り、俯いて台風が通過するかのごとく、今の状態がさっさと通り過ぎることを願う。

 「ねぇ、芳裕ちゃん、俺さ〜今日麻雀でボロ負けしちゃって、悪いんだけど、いつものように都合してくんない?」

 こんな時は逆らっても殴られるだけ。芳裕は嫌というほどその事が解っている。 

財布を出し、中にある一万円札を渡そうとする。・・・と

 「サンキュー!」

 「あっ!」

 一万円札を残して財布ごと取られてしまった。大西は知っている。芳裕が家にお金を置いて出かけない事を。家に置いてあっても結局大西が取っていくのだ。だから芳裕の財布にはいつも、芳裕の全財産が入っている。

 「だ・・・それには、今月の生活費が・・・」

 「ん?何?何か言った・・・?」

 途端に大西の表情から笑いが消える。変わりに殴る前の何ともいえない獣のような目に変わっている。芳裕は慌ててその場を取り繕うように言った。

 「な・・・何でもないよ・・・。」

 「コレ、お前が俺に好意でくれたんだよな?」

 ドスの効いた声を出す大西。目線は獲物を狙う獣そのもののようだ。

 俯きながら、ゆっくりと芳裕は頷いた。

 「サンキュー、芳裕ちゃん」

 大西ら三人はケラケラ笑いながら去って行った。芳裕の手元に一万円札だけを残して・・・。

 「どうしろって言うんだよ・・・。これじゃ、今月暮らせないじゃないか・・・」

 無意識に芳裕は自分のポケットを弄った。ふと、何かに触った。

 ―錠剤―  ―甘い水―

 そうだ・・・良いじゃないか、もう。こんな状態に比べれば覚せい剤だろうが何だろうが良いじゃないか。こんな状態よりも悪い状態になる訳が無い。働いても働いても搾取されていく。いっその事死んだ方がましかもしれない。あの店員も言っていた。甘い水だと。苦い水はもう飲まなくても良くなる・・・と。もしかしたら・・・コレは毒なのかもしれない・・・。死ぬことが、一番苦い水を飲まなくて良くなる近道なのかも知れない・・・。良い。そうだ。元々俺は死にたかったんだ・・・。コレが毒でも・・・良いじゃないか・・・。

 芳裕は錠剤を水もなしに一気に飲み干した。一万円を片手に握り締め、道の真ん中で、芳裕は・・・倒れた。


 頭に靄がかかってる・・・。ボーっとして何だか考えが纏まらない。

 俺は・・・何をしていたんだっけ?・・・そうだ。甘い水・・・。甘い水を飲んだんだ・・・。それからの記憶がない・・・。俺は・・・死んだのか?

 『死んでらっしゃいませんよ』

 何だ?どっから聞こえた?どこからも聞こえてない。でも、頭の中に響く。そんな感じだ。

 その声は甘い水屋?ここはどこなんだ?お前は何者だ?あの薬は・・・何だったんだ?

 『そんな事はどうでも良いじゃありませんか。あなたが甘い水を飲んだ。私は甘い水を届けに来た。それだけです。』

 甘い水?あの薬が甘い水なんじゃないのか?

『あれは契約。あれを飲めば正式に私と契約が交わされます。さあ、あなたは何を望みますか?苛められない強い力?それとも権力?それとも・・・あの三人をこの世から消す事?』

・・・あいつらがいなくても、どうせ他の奴等に苛められる。そんな人生もういだ。だから・・・おれが大西になりたい。あいつを俺にしてくれ。大西を俺に。あいつと俺の人生を逆にしてくれ!!

『それがあなたの望み、甘い水ですね?』

そうだ。それが俺の望み!もうこんな人生いやだ!!

『あなたの甘い水、確かに承りました』


頭から靄が晴れていく。段々目の前のピントが合ってきて、俺を覗いてる人間の顔が一杯だ。

「芳裕、大丈夫か?何やってんだ?いきなり倒れて」

・・・祥吾・・・?

「意外とドジなんすねぇ、芳裕さんて〜」

・・・天太・・・?

何でお前らがこんなとこにいるんだ?いや、それよりも・・・天太が俺のこと「さん」だと・・・?

「芳裕?お前・・・本当にどっか打ったのか?どこ見てんだよ?」

「倒れた時に頭でも打ったんじゃないですか?病院とかに連れて行った方がいいんじゃないっすか?」

「いや・・・大丈夫だ・・・。お前ら・・・?」

「なんだ・・・喋れるんじゃねぇか・・・びっくりさせんなよ。ほら、さっさと立って、金取りに行こうぜ。今日翔の奴給料日だぜ」

翔・・・大西・・・?

俺はそんな事を思いながら取り合えず立ち上がった。

本当に入れ替わったのか?俺が大西の人生を、大西が俺の人生をやっている・・・?ははは・・・良いじゃないか。俺が望んだ事だ。

―――甘い水―――

すげぇ・・・。これで俺は自由だ。給料日のたびに脅えなくて済む。今度は俺が、この俺が大西を脅かす立場になるんだ。

「あぁ、行こうぜ。大西の所に」

大西の家は俺が倒れた所から駅3つ向こう。大西の家は小さなアパートだった。大西は一人暮らしだ。何故かは知らないが。

「か・け・るク〜ン!今日お給料日でしょう〜〜?お金貸してくんないかな〜?」

勝手知ったるなんとやら。祥吾と天太は鍵を開けて部屋へ入っていく。中には脅えた表情の大西がいた。部屋の隅に固まって、俺たちに目を合わせないようにしている。

・・・アレは俺だ。ほんの少し前の俺。大西に苛められていた頃の俺。いい気味だ・・・。存分に俺の気持ちを味わうがいい。俺が今までされてきた仕打ちを・・・。

「大西翔クン?早く出してよ。でないと俺、怒っちゃうよ?」

俺がよく言われた言葉だ。ここで出さないと殴られた。でも、出したら生活できないから精一杯虚勢を張って、嘘を付いて・・・

  「もう、良いだろう?俺が何したってんだよ!?毎月毎月・・・俺にだって生活があるんだよ!」

  それ、俺も良く言ってたよな。そしたらおまえはいつも俺にこうしたんだ!!

  「ぐふっ!」

  大西は床に這いつくばった。

  俺が大西の腹を思いっきり蹴飛ばしたからだ。解るだろう?俺の気持ちが・・・。俺がどれだけ苦しかったか・・・。どれだけ悔しかったか・・・。

俺は大西が金を出すまで蹴り、殴り続けた。かつて大西が俺にしていたように・・・。

 俺は知っている。こうすれば弱い人間はひれ伏す。暴力と精神的な苦痛に耐えられるだけの精神力なんて持ち合わせてないんだ。

 「もう、止めてくれ・・・金なら・・・そこだから・・・もう蹴らないで・・・」

 大西は棚を指差して許しを請うた。

 ほら、結局暴力の前にひれ伏した。その屈辱を味わえば良い。おれが無数に味わってきた屈辱をお前も味わい尽くすがいい。


 それから、俺は覚えている限りの屈辱を大西に与え返した。あいつが俺に味わわせた辛酸をあいつにも味わわせる為に。こういう事をしていると、何故かもてる。だからめでたく童貞も捨てさせてもらった。そこら辺の女を片っ端から抱いた。もちろん大西の家で。俺も一人暮らしだけど、大西を甚振る為だけに大西の家を使った。祥吾と天太、その他の奴も連れてあいつの家に上がりこみ、酔いつぶれ、騒ぎまくってやったりもした。あいつの悔しそうな顔が忘れられない。あいつの、あの顔を見るたびに俺は腹のそこから笑いが込み上げる。

 そう。

 人を苛めるのはこんなにも・・・楽しい事かったのだ・・・。


そんな日々を5年続けた。いつの間にか俺は28になっていた。

今じゃ、俺が大西の玩具だ・・・。また、昔通りになってしまった。大西は最大手の企業に就職が決まり、俺の手の届かない所に登りつめた。俺はといえば・・・結局フリーターのまま。もともと俺はデキがよくないのだ。大西は・・・悔しいが俺よりも遥かに才能も実力もあった。

こんな人生の・・・何が甘い水だ・・・。

俺は結局何も変わってないじゃないか。

5年しか・・・俺の天下はなかったじゃないか・・・。

祥吾に天太。

あいつらも手のひらを返したように再び大西に着いて行った。



『コレがあなたが望んだ事ですよね?あなたが今味わっているのが、大西が味わうはずだった未来。大西が今味わっているのが・・・本来のあなたの未来・・・。あなたは大西になる事を望んだんですよね・・・?確かに、私はあなたに甘い水を渡しました。これからのあなたの未来を客観的に見ながら、暮らして行って下さい。それではまた、いつかどこかでお会いする事がございましたら・・・』


 そんな言葉が頭に浮かんだ。

 5年前と同じように霧のかかった頭。

 だけど、俺にはもう憎まれ口を叩くような事は出来ない。

 喋る事どころか、考えることすらもうあまり出来ない。

 俺は衰弱しきっている。

 ―――HIV―――

 俺は・・・エイズになっていた。誰から移されたかなんて知らない。30になって発病。フリーター。金のない俺は栄養状態も、生活習慣も最悪。一気に悪化して、まともに動けなくなったのは発病から半年。助かる見込みなんかありはしない。

 これは、あいつが味わうはずだった人生。俺はあいつが今味わっている人生を味わうはずだったのに・・・。

 何で俺はこんな惨めな人生を味わっているんだ?エイズなんかになっちまって、発病までさせて、もうすぐ死ぬってのに誰も見舞いに来ないような・・・そんな惨めで・・・寂しい人生を・・・。



 それから一週間。加藤芳裕は死んだ。結局一人も見舞いに来ることもないまま、苦しみに苦しみ抜いて、最後は肺炎で・・・逝ったという。大西翔が過ごすはずだった30年という決して長くない人生を、加藤芳裕はまっとうした。その死に顔は、見たら忘れられない位、悲壮感で一杯だったという。


 大西翔。30歳。大手企業に勤め始めて5年。今では異例の速さで出世し、重役に納まっている。その後35で結婚。二人の娘に恵まれ妻子と共に幸せな家庭を築く。80歳の時、眠っている最中に心不全で死去。死に顔か穏やかな顔をしていたという。 

 

 『私は甘い水屋。決して苦い水をお売りしてはおりません。人生を逆にするというのは怖い事なのでございます。人生は±0。上手く出来ているもの。悪い事をすれば悪い事が返ってくるものなのです。人はいつまでも、幸せな事ばかりが起こる訳ではないのです。逆に言えばいつまでも不幸なままではないのです。もう少し、あと5年という年月を我慢して、自分なりに頑張っていれば彼が望む人生になったでしょうに・・・。

―――甘い水―――というのは決して幸せと言う意味ではございません。あの時の彼にとっての甘い水は「大西翔の人生」。苦い水は「加藤芳裕の人生」だった訳です。私は彼に甘い水を与え、苦い水を取り去った。ただソレだけの事なのでございます。彼にとってどっちの人生が幸せだったかなんて私には解りません。ただ、入れ替えた人生。どちらもが真っ当して下さった。それで私の仕事は終わったのでございます』


今日もまた路地裏に甘い水を売る店が出る。

 人生に疲れた人間を相手に、甘い水を与えるために・・・また苦い水を取り去るために。錠剤一つで人生を変える、そんな店が・・・。

ほら、聞こえてくる。よ〜く耳を澄ませてごらん。

「さてさてお立会い。

  面白い事が好きな人、楽に暮らしたいと思う道楽人間は寄っといで。

  ここには何もかもが揃ってるよ。

  苦しい事も、悲しい事も何にも無いよ。

 甘い水に寄っといで。

  わざわざ苦い水に行かなくても良いじゃない。

 こっちの水は甘いよ。

 苦い水にわざわざ行かなくても良いじゃない・・・。」


最後まで読んで頂いてありがとうございます。

初めて書いたモノですので、恥ずかしい部分がたくさんありますが、それでも一生懸命かきました。

ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 発想が面白いですね! 長さも手ごろでスラスラ読めました。 続編が見たいです。お時間があれば 書いてみてください。 今後の活躍に期待しておりますw
[一言] オムニバス形式かシリーズモノにすればかなりおもしろいと思います
[一言] 初めまして。甘い水と苦い水ですか……と読み終えた後に言いたくなりますね。(笑;)  どんなに外見や環境が変わろうが自身が変わらないと、やはり駄目だなと感じます。  何が幸せで不幸かも、その…
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