44話 四つん這い
「そんな急に休むとかムリに決まってるだろ」
バイトとは言え迷惑すぎる。そんな事はしたくない
「むぅ……ねぇいいじゃ〜ん…」
今度は俺の腕を胸に押し付けて擦り寄ってくる。ん〜…これからもっと甘え上手な子になりそうだな
…てかもう濡れたシャツを床に放り出してるし…
「断る。そもそもべちゃべちゃにしたおまえが悪いんだろ。反省しなさい」
「だ、だって。……それはれんれんの…せいで…」
えー!ナンデヤネーン!唐突な責任転換に思わず涙ちょちょぎれそうなんだが…
「はぁ……分かったって。もう俺のせいでいいからさ。バイト行かしてくれよ。な?…」
俺のせいらしいので怒ったりせず宥める様に頭を撫でて説得を試みる
…だが大人しく受け入れるようにルナは俯く。…ん?ルナの奴どうした…こんなんだったか?
「ダメ…」
んーでもダメかー。全然腕を離してくれない
「なぁ…帰りにプリン買って帰るからさ。…な?」
「ダメ…」
もちろん頭を撫でるのを忘れない。頭を撫でながら
ルナが折れるのを待つつもりだ
「じゃあほら、バイトで金貯まったら服買ってあげるからさ。それでどうだ?」
「ダ…メ」
んーこれもダメか。てゆーかさっきから俺の腕を上下に揺らして何してんだ?…
「じゃあ、どうすればいい?」
「ダ…メ」
ん?…いやもう会話成立してないぞコレ
揺らしている俺の腕をそっと見てみると……
コイッツゥ!マジか全然気付かなかった。俺の手の甲をパンツに擦り付けてルナニーしてやがる
ここはもちろん遠慮なくサッと引き剥がして、頭を撫でるのをやめる
「ダメ…もうイ……ふぇ?」
掴んだ腕を引き剥がされた事に気付かないくらい夢中になっていたのか。凄いなおまえ
「おまえ俺の話聞いてなかったろ」
「………………聞いてたよ…」
めっちゃ目逸らすじゃん。絶対聞いてなかったな
「バイトで金が貯まったら俺は何買うって言った?」
「えっ!?何か買ってくれるの!…………あっ」
「「…………」」
ビキッ
そんな音が俺の額から聞こえた。俺が悪いらしいから宥める様に頭を撫でて、ある程度のワガママも我慢したっていうのに…
目の前でおっぱじめた上に聞いてないだと?…
「れ、れんれぇ〜ん。どうし「おいルナ」
俺は不機嫌全開の低い声でベッドを指差した
「えっと…ベッドがなにぃ〜?」
「ベッドの上に四つん這いになれ…」
「へ?….な、なんで?…」
「人の話を聞けるようにしてやるだけだ。ほらはよ」
「…え、そんな恥ずかしい体勢出来るわけないじゃん!」
コイツちょっと期待してるけど恥ずかしさが勝って踏ん切り付かない感じか
「なんだよ俺に触って欲しかったんじゃないのか?」
「…し、知るか!そっちが触りたいだけでしょ!そんなに触りたいなら前みたいに抱きしめればいいじゃん!」
コイツゥ…どうしても俺が触りたい体で話を進めたいとかまだ復讐心が生きてんのか…
それに自分が辱めを受けるのを嫌がってやがる。触って欲しい上にイチャイチャ雰囲気が欲しいってか?
「四つん這いになれ。同じ事言わせんな」
「イヤ」
「なら俺バイトいくわ」
「…くぅ…」
「おまえが四つん這いになったらバイト休むの考えるわ…」
「………わ、分かった。四つん這いになる…」
ルナはそれだけ言うと、俯きながらゆっくりベッドに近づいて手のひらを付き、両膝をついた
「…こ、これでいいんでしょ?」
四つん這いになってもパジャマだから興奮しないって言いたいけどパンツが丸見え過ぎる
「上半身をベッドに付けてもっと尻を突き出せ」
「くぅ…なんでルナがそんな動物みたいな格好…」
「なんでってそりゃ、俺がほじくりずらいからに決まってるだろ」
「ッ!………わ、分かった。こんな感じ?」
なんでちょっと嬉しそうにしてんだよオイ…期待で怒りを忘れかけてるぞ
ルナが上半身をベッドに付けていくと、自然と腰が高くなりお尻が突き出される
しかも顔は赤いし耳も少し赤くなっている
「そんな感じだな…」
よっこらせとルナの後ろに腰掛けると、ルナの体が大きく跳ねた
「ほ、ホントにこんな格好でする「よいしょ」
「ひゃう!」
「変な声出すなよなー」
ちなみに降ろしてない。ズラして挿れている。どこがとは言えないが。あと既にびちゃびちゃだわ
「ねぇ、そのコンセントの差し込み口にコードを雑に突っ込むノリ…あっ……や、やめてくんない?」
いやコイツ表現ウマ…
「おまえこそ伸縮性のないゴム手袋みたいにキッツイのいい加減なんとかならない?指取れそうだわ」
「あっ…くっ…お゛ほ……ゴム手袋?あんなんと一緒にしないでよ」
「おまえも俺の指コード扱いしたろ…」
てかめっちゃ効いてるな。オホ声だすなよ…




