誰か状況説明よろしくです!
…うーん今度は温かい…
…まるで誰かの背中におぶられてるような…
ハッとなり目を開ける。
目の前にはフードの男。
うん、これは夢だ、夢ということにしておこう。
私はそのまま何事も無かったかのように再び目を瞑った。二度と開かないくらい、顔が変形するくらい固く閉じた。もうほとんど変顔だ。
『あ、起きました?初めましてぼくは…あれ?凄い顔ですよ、なにか虫に刺されました?それにしても腫れが酷いですね...あとで薬渡しますね』
いや元からの顔だし、薬塗っても意味ないし、なんなの?ケンカ売ってんの?自分はイケメンだから見下してんのか!フードで顔見えんがな!
そんなことを思いつつ全力で会話をスルーしていたがやはり気になることが多すぎる。意を決してここはどこなのか、なんのために自分はここにいるのか聞こうと顔を上げた瞬間フードの男はピタリと足を止めた。
『…申し訳ありません』
事情が有りげな雰囲気に、私はなにかあるのかと次の言葉を待った。正直君にはこの世界を救ってもらうために敵を倒してもらわなければならない…こんなか弱い少女にこんなことを頼むのは…なんて言われるのだろうと思っていた。覚悟も出来ている。
『ちょっと疲れたので休んでもいいですか?』
「………えっと自分で歩きます」
この世界にきてひとつ分かったことがある。それは自分の予想が全然当たらないことだ☆
語彙力皆無(○゜∀゜)ガハッ∵∴