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in食堂

嫌な予感がする。


私は今、持参のお弁当を食堂で食べている。というのも佐倉が出張に行ってしまい、教室に生徒だけにすると保護者から苦情が来るため、"2-A生徒全員お昼休みは食堂に行くこと"というお達しがあったからだ。

嫌な予感とは、私が座っているテーブルの空いた席9つに、香川優一含む生徒会と風紀の面々が座るのではないかというものだ。ていうかここがヒロインの席なんじゃ…。


私の考えは正しかったようだ。食堂内がやけにざわつき始めたと思い入り口を見やると眩しすぎる男子生徒が偉そうに入ってきていた。勿論それはターゲット達だ。


「お、あそこちょーど9個空いてるじゃーん。」


生徒会書記の中川玲人が私の座っているテーブルを指し示しながら言った。予感的中である。

私はお弁当の残りを急いで食べ、美形共と目を合わせないように下を向いて歩いた。


ードンッ ガシャンッ!!


突然前方から誰かがぶつかってきた。誰だと思い顔を上げるとそこにいたのはヒロイン。


「あ~、ごめんねぇ?ちょっとぼーっとしてたのぉ。」


何とも腹が立つ話し方である。

そういえば初日の食堂では出会いイベントがあったような…。


確か食堂にいたモブとぶつかり偶然居合わせたターゲットと会話を交わし、何故か一緒にお昼を食べるのだ。まさか自分がまき込まれようとは…。


「「うわぁ、コップ割れてるよぉー?」」


全く同じタイミングで言ってきたのは空野双子。今日もソックリだな。確かに双子の言う通り私が持っていたコップが悲惨なことになっている。


「うわっ、大丈夫ー?」

「うっ、うん!大丈夫だよぉ!」


あまり心配しているように見えない中川玲人が問うと、何故か加害者であるはずのヒロインが顔を赤らめて答えた。他の美形も割れたコップを片付けようとしない。何て奴等だ。


私は美形達に答えず硝子の破片を集め始めた。すると突然焦り出す美形。


「ちょっ、危ないよ?今箒を…。」


ターゲット1の優男、副会長の真野淳平が言うが、完璧にシカトし、集めた破片をゴミ箱に捨て、驚いている彼らを一瞥だにせず食堂を去った。

恵美ちゃん男前(*°д°*)

そして姫香ちゃんめっちゃウザイ(ー_ー;)

次回は1対1です(*´∀`*)

フラグはたつのか…(・∀・)

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