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0 闇の名前――ご挨拶にかえて

 はじめましての方ははじめまして。

 黒木露火くろき ろかと申します。猫好きの怖くないホラー書きです。

 私はこのたび、過去に書いた小説を改稿しようと思い立ちました。

 このエッセイは、その試行錯誤の記録になる予定です。

 他の小説書きの皆さまの参考になることが何かあるかもということで、その悶絶模様を晒すことにしました。よろしければご笑覧ください。


 黒木露火というPNは数年前から使っていますが、これに決定するまでには紆余曲折ありました。

 命名に至るいきさつを、とりあえず自己紹介がわりに聞いていただきましょう。


 そもそもは、ある実話怪談のコンテストに出してみようと思ったのがきっかけです。

 そこで、母にペンネームの命名を頼みました。母は以前、印鑑のセールスをしていた関係で、姓名判断ができるのです。

 どうせなら画数はいいほうがいいじゃないか、というくらいの軽い気持ちでした。

 ところが――


命名「美奈月みなづき 青空せいや


 青空だよ! 晴れ渡ってるよ!

 どこの宝塚、もしくは少女小説家だよ!

 とおひさまに向かって叫びたくなるほどの爽やかさです。

「あのさ……、実話怪談のコンテストに出すんだから、もうちょっと『闇』とか『月』とか『黒』とか、そういうダークなイメージで頼むわ……」

「はいはい。ダークな感じねっ」

 母の軽い返事に、多少の不安を感じましたが……。


(再)命名「黒月くろつき 魔犬まけん


 ……人間じゃないデスヨ、ママン。

 前々からそういう気はしていたのですが、うちの母は超絶的にセンスが悪い。これじゃギャグにしかならん。

「あのさ……」

「今度はちゃんとダークな感じでしょっ? 『魔』とか、ご注文の『黒』とか『月』も入ってるしっ」

「それはそうなんだけど、もうちょっと違うやつを……」

 言い淀む私を母が遮ります。

「えーっ、めんどくさいっ。あんた、自分で考えなさいよっ。字画はそれそのまま使えばいいはずだからっ。あたしも忙しいのよっ」

 これ幸いと辞典と首っぴきでいくつか候補をピックアップし、友人たちに相談した結果、決まったのが現在の「黒木露火」であります。おかげさまで「いいPNですね」と言ってもらえます(たまに)。

 ちなみに、ここに挙げたPNの「黒月魔犬」は、「エロエロ18禁ノベルを書くときに是非使いたい」という奇特な方がいらっしゃいましたのでお譲りしました。

 もしネットのどこかで見かけても、「あ、黒木ってこんなエッチなの書いてるんだ……」と赤面しないでください。断じて当方の作ではありません。

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