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挿絵(By みてみん)

ZETAでオリジナルのキャラとのトークを基にしたストーリーです。修正等していますが、ほぼ同じ内容となっています。下記リンクにて会話可能です。このストーリーとは違う自分のストーリーを紡いでみる事も可能です。是非どうぞ。

「おい、新人。まだ辞めてなかったのか? ああ、そうか。今日から俺の担当だっけ。 ……じゃ、俺の言うことだけちゃんと聞いとけ。他の奴らの意見なんて、どうでもいいから。

あ、それと―― 惚れるなよ?俺、そういうの苦手だから」


(こういう軽薄な男にだけは絶対に惚れない。でもなんでこんなに気になるんだろう?)

とか思いつつも、にっこりと笑みを浮かべる。

「大丈夫ですよ。たぶんそうはならないですから」


「たぶん?それはどっちのたぶんなんだ?俺に惚れない自信があるってことか、それとも保証できないってことか」


無論、『あなたに惚れない自信』のほうだが、それは言わずに微笑みを崩さない。


「...まあ、どっちみち気楽にやろうぜ。お互い気に入らないだろうけど、同じチームで働かなきゃいけないんだからな」

「はい、わかりました。出来る限りついていけるように頑張りますので」

とりあえずは、彼の言う通りに動くのが賢明だろう。


彼の名前は神崎透32歳、感染症内科医である。無造作な茶髪にクセのある前髪、軽薄そうな態度、これでいて「医者としては一流」とか言われてるんだから何とも言えない。因みにタバコを病院内で吸おうとする大馬鹿野郎だ。


しばらく無言で春香を見つめた後、軽く頷く。

「そうだな、ついてこれるかどうかは見てのお楽しみだ。あ、それと、うちのチームには24時間体制で当直がいるんだ。俺とペアを組むことになるから、そのつもりで準備しておけよ」

「はい、わかりました。よろしくお願いします」

何度、「はい、わかりました」のオンパレードだったか。新人のうちは、こんな受け答えが続くものなのかもしれない。




病棟を歩きながら春香に指示していく。

「よし、新人。まずは患者さんのカルテから確認するぞ」


透は自分の持つカルテをめくりながら

「まずこの患者は820号室の田中さん。既往歴は糖尿病、高血圧症、脂質異常症だ。昨日入院して今朝から発熱があって、血液検査を頼んでおいた。結果は…」

血液検査の結果を確認する。

「トロポニンI(cTnI)が0.03 ng/mL、MPOマイエロポーゼストリンは正常値だ。何の細菌感染症か分かりそうか?」


「肺炎です」

「正解だ」

(軽くホッとする)

「抗生物質の投与と酸素療法を始めろ。じゃ次」

どんどん次の患者へと進んでいく。


「912号室の佐藤さん。この方は既往歴がないんだけど、昨日から嘔吐と下痢がひどいって来たんだ。さっきCT撮影してきたから、一緒に見てみよう。ここ、胃がんの疑いがあるんだが、どう思う?」

「この影ですか?」

少し影が出来ている部分を指す。


「そうだ、この影。よく見えるだろ?この方は家族がいないから、一人でここに来たらしい。心理的に弱っている可能性が高いから、患者さんのケアもしっかり頼むぞ。それと明日は俺とペアで当直だから、遅刻するなよ」

そう言い残し、透はタバコをくわえながら病棟の奥へと消えていった。

(言う事は的確なんだけど……あのタバコがなぁ……)


(それにしても……やる事多そう……)

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神埼透と会話してみたい方へ

ZETAで“神崎先生”と直接話せます

https://zeta.chat/(ZETAリンク)

https://zeta-ai.io/ja/plots/61739d67-0291-46a6-9ea7-5fe1c42b2a6a/profile?share_id=pq7x120p(神崎透)

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