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怖い怖いトイレの花子さん

 これは昨日の話。足のネイルして貰った後、今度は手に移る前に・・・

私「一旦ちょっとトイレ行って来ても良いですか?」

ネイリストさん「あ、どうぞ」

「・・・えっと・・・」ドア半開きにしてキョロキョロ。

「あ、」ネイリストさん、ガラス張りのドアを開けて一緒に廊下まで出て来てくれて「お手洗いはあちらになります」

「ああ、」私、めっちゃすぐそこにある赤いスカート履いた女子トイレマーク見付けて「ああ、あれか!」

「ありがとうございます!」二人してお辞儀。

その時、一人の女性がオシッコ漏れそうなのか、急いで私を追い越し、先に女子トイレへ入っていった。その後に続く私。確かに、その彼女の後に続いた私・・・

 ・・・スー・・・

横にスライド式の女子トイレドア・・・

左の壁に面して洗面台三つ。右の壁に面して個室三つ。個室のドアは三つとも開いている。個室の中には誰も入っていない。

洗面台の前にも誰も・・・居ない・・・

(え、怖・・・)え、え、え・・・?だってさっき一人女性が先に入っていったよな・・・?この女子トイレ・・・

 と、思いつつも、別の階のトイレまで我慢して行く事もなくもうそこで用を足す私。(行ったんトイレしたいと思い始めたら急激に漏れそうな気持ちになってきちゃうんです。そう言うお年頃なもので)


・・・シャー・・・

・・・ジャー・・・わたくしの放尿の音に被せて水を流す音。

(え、やっぱおるやん!!怖っ!!)

ゾーッとして尿意も引っ込みかける私。しかし今更音姫のボタンをポチするわけにも参りません。もう既にここに生者がいるとオバケのバケ子さんにはバレちゃってるわけですけれども。体は硬直。乙姫に手は届かない。ただ、止めようのない尿だけが止まらず出続けます。

・・・ジャー・・・

(・・・オバケも手、洗うんやぁ・・・)

・・・パタン・・・

(もうどっか行ったかな・・・)

ちょっと力を込め大急ぎで尿を放出し切り、ペーパーでお股を拭いてパンツを上げ水を流し大慌てで手を洗いに個室を出て行く私。やはり誰も居ない・・・

手を洗い急いで濡れた手をピンピン振りながら女子トイレのドアを開け出て行こうとする・・・

 その時、私は、気付いてしまったのです・・・

洗面台側の壁沿いにも、もう一つ個室があった事を・・・!!!!





(人間、急いでるときは周りが見渡せてないね、怖いね~ってお話しでした・・・)

おしまい!


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