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039 異世界来たらやることだらけなので猫の手を借りよう! その1

 ぼくはゴーレムの身体に2人の魂を移し、ゴーレムを錬成起動させた。これで先生とステータスさんを無事この世界に存在させる事が出来た。


「主よ、我が意を汲んで身体を作って下さったにゃんはありがたいにゃんだがにゃ。」


 うぷぷ


「笑うんじゃにゃい!」


 ネコだ。


「何故我らをこの様な身体にしたんだにゃ?」


 ぶふっ。怒ってるけど全然可愛い。


 ぼくは先生とステータスさんにネコボディを製作したよ。何故ネコなのか。理由は幾つかあるが1番はぼくが猫好きだからだにゃ!


 思わず語尾ににゃんが付くね。


「ネコボディだからって馬鹿にしちゃ駄目だよ。ぼくの身体のコピーだぞ。素体はオリハルコンだし。ちゃんと使いこなせたらケルベロス単独討伐出来るしゴーレム軍団だってやれるさ。」


「う、うむ。マンガケンポーを極めるにゃ。」


 先生の姿は茶トラのア○ルーみたいな姿。身長は約80センチ。目は青くて長い尻尾。二頭身なデフォルメキャラでは無いにゃんよ。リアルネコだにゃん。


「ま、マスター?わたくしはこの姿で一体何を求められているにゃんですか?」


 ステータスさんは真っ黒のメ○ルースタイル。身長は先生と同じくらいで黄色い目がチャーミングだにゃん。尻尾は丸いふわふわ尻尾なのにゃん。


「君はユリの魔法の才能を手に入れた筈だよ。ユリから教えて貰ってね。」


「わ、わかりましたにゃん。頑張りますにゃん。」


 2人のネコはお互いの顔を見合わせ、うんうんと頷きながらぼくの方へやって来る。そしてぼくの前でひざまづき、右手を胸の前に当て話し始めた。


「我々は創造主であるヒーロ様に永遠の忠誠を違う。我々の生命ある限り貴方様の手足となり奥様の支えとなり御子様の礎となる事を誓う!」


「私達は剣であり盾であります。貴方様の子であり下僕であります。どの様なご命令でもお与え下さい。」


 2人はそう言って恭しく頭を垂れる。語尾のにゃんをめっちゃ我慢してるね。にゃん付けてもいいよ。可愛いから。


「君達の気持ちはしっかり受け取ったよ。でもね、ぼくは君達を家族だと思ってる。この世界についての知識は君達先輩の方が詳しいし、仲良く手を取り合って行こうよ。楽にやろう。」


 2人はぼくを見ながら笑顔で黙って頷く。まぁまだまだ固さはあるけどいつもぼくをディスりまくってた2人だ。じきに馴染むんじゃないかな。


「ユリだってそう思ってるよ。ね、ユリ。」


 そう言ってユリを見る。ユリは今にも泣きそうな顔をして2人を見ていた。ふふふ、その為に彼等をネコにしたんだ。


「ううう…もあちゃ~ん、もちゃ〜。」


 ユリの実家に2匹のネコがいたんだ。名前はもあともちゃ。もあは黒いふわふわの体毛で女の子。もちゃは茶トラの短毛で尻尾が長い男の子。そう。2人はその子達を模して作ったんだ。


 ユリは懐かしそうに2人を抱きしめ、撫でた。


「ヒロくん、2人の名前はもあちゃんともちゃで良いよね。だって、だって〜」


「勿論。その為のデザインだからね。」


「我の名はもちゃ、か。名付けには感謝申し上げるにゃ。奥様の御家族の御名を戴けるとは恐悦至極なんだにゃ。しかし主よ、我はこの姿自体はやはり納得いってないにゃ。もっと働ける姿は無かったのかにゃ?語尾もにゃが付くにゃ。何故にゃ?」


「えーネコはにゃが付くでしょうよ。」


「主の世界では付くのかにゃ?」


「付く!」


「ヒロくん嘘ついちゃダメ!」


 えーネコは語尾ににゃが付くよね。


「マスター、私にもあというお名前を付けていただいてありがとうございますにゃん。でも何故犬型モンスターのケルベロスの素材を組み込んでネコになれるんですにゃん?不可解なのですにゃん。」


「それは…ネコ愛があるから。」


「馬鹿にゃの!!?」


 いいじゃん。


「うふふ、なんだか楽しくなりそう。2人共よろしくね。」


 ユリはニコニコしながらもあともちゃに語り掛ける。そして2人の頭を撫でながらぼくの方を向いた。


「それで、ヒロくんはいつその痛々しい手と目を治すの?」


「素材が集まったからね、どっちにしても自分を改造しようと思ってたんだ。改造したらレベルが上がるだろうからきっともちゃともあも強くなるよ。」


「へーそうなんだね。」


 幾ら別の身体になったからといって彼等はぼくのスキル。一心同体だ。だからぼくを補強すれば同じ様に強くなれる。


「じゃあ今日はレベルアップ大作戦ね。もあには魔法を教えてあげないと。」


「我も奥様をお護りしながらマンガケンポーの確認をしたいにゃ。」


「そうだね。みんなで釣りに行ってきていいから。もちゃ、ユリを頼むよ。」


「お任せ下さいなのにゃ。」


「私もいますからにゃん。」


 そうだねもあ。じゃ、お出かけして貰う前にお願い事をしましょ。


「ユリ、お風呂を作ったから魔法の付与をして欲しいんだけど、出掛ける前に何とかなる?」


「えっ?いつ作ったの?」


「ユリが寝てた時だよ。」


「素材は集めるわモンスターは倒すわ木は植えるわご飯は作るわで、お風呂まで作るの?」


「ふふふ、シャワー付きで水洗トイレも作った。」


「すぐ仕事します。」

ぴ〜ろんです。お読み下さってありがとうございます。

ブックマークして下さった方が30名を越えていました。感謝です!やる気が出ます。

でもこうなってくると他の数字も気になって来るんですね。不思議です。皆さんから評価頂けるように頑張りたいと思います。

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