↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/84

71話 皆で遊園地②

 6人で遊園地の中にあるファミレスへ入る。

今日は休日なので、家族連れが多い。

ウェイターに案内してもらって席に着く。

女性陣と男性陣に分かれて席に座る。


 雄太と武彦がメニューの取り合いになる。

それを光輝が止めに入る。

それを見て女性陣が楽しそうに笑う。


 それぞれにメニューを決めて、ウェイターを呼んで、メニューを注文する。

光輝は無難にコロコロステーキを注文する。

男性陣は全員、ご飯大盛だ。


 全員がドリンクバーを頼み、それぞれに飲み物を取りにいく。

ひまりがメロンソーダを片手に持ち、片手にスープを持ってヨタヨタと歩いているので、光輝はスープを持ってあげる。



「ありがとう光輝……ちょっとスープを入れすぎちゃった」


「何回でもおかわりできるんだから、これからはスープは少なめに入れたほうがいい。こぼした時に熱いから」


「うん……ありがとう」



 雄太と武彦はステーキを頼んで、大きく肉を切って、口に頬張っている。


 女性陣は色々なハンバーグ定食を頼んでいた。

それを3人で、少しずつ分け合って食べている。

ハンバーグを食べて、女性陣も大はしゃぎだ。


 そんな女性陣の姿に見惚れていると、光輝のコロコロステーキが雄太に食べられていく。



「やめろよ雄太……自分の分のステーキがあるじゃないか」


「俺の分だけじゃ足りねーんだよ。光輝は小食でいいじゃん」



 勝手に人を小食と決めないでほしい。

食べる時はきっちりと食べている。

光輝は食べることに集中して、雄太からの攻撃を防御する。

そうしている間に雄太のステーキを武彦が一切れ持っていって口の中へ放り込む。



「こら、武彦……俺のステーキを取るなよ」


「よそ見している雄太が悪い」


「なんだとー」



 男性陣3人はステーキと取り合いで大騒ぎだ。

それを見た女性陣が楽しそうに笑っている。

ひまりが、光輝にハンバーグを一切れくれた。



「いいよな……彼女がいる奴は……」



 雄太が羨ましそうに光輝のハンバーグを見る。

光輝は雄太に取られる前に、ハンバーグを口の中へ入れる。

ハンバーグは肉汁がジューシーでとても美味しい。



「皆で来る遊園地も楽しいわね……2人だけの遊園地も良いけど」



 渚がそう言って、おっとりと微笑む。



「渚は遊園地に2人だけで来たことがあるのかよ」


「それはあるわよ。私……中学の時は彼氏いたから……まだまだ幼かったわね」



 渚は昔を遠い目をして昔を思い出しているようだ。

雄太は、そんな渚を見て、なぜか焦っている。



「高校に入ってからは彼氏を作る気はないのかよ?」


「今はないわね……来年は高校3年生だし……大学にも行きたいから……今は予定はないわ」



 それを聞いた雄太は肩を落として、ガックリとうなだれる。

それを見た渚が優しい目で雄太を見る。



「あくまで予定よ。予定。そんなに落ち込まないでね」


「お……おう」



 渚に慰められ、雄太は元気を取り戻す。

雄太が渚のことを好きなことを、渚は勘づいているのだろう。


 食事が終わり、ファミレスを出て、皆で地図を見て、次の乗り物を探す。

武彦と若菜が乗り物系が苦手なことがわかったので、皆でコーヒーカップに乗った。

雄太が必死にハンドルを回すので、雄太のコーヒーカップが高速で回る。

一緒に乗っている渚は嬉しそうに、拍手している。


 若菜と武彦を見ると、武彦は目を回してグロッキー状態だ。

若菜は慌てて、武彦の隣へ行って、介抱をしている。



「もっとー……もっと回して……もっと速く……」


「もっと速く回すぞ」



 ひまりは速いモノが好きなようで、両手をあげて喜んでいる。

光輝は必死にハンドルを回す。


 色々な乗り物に乗り、皆もそろそろ疲れが見え始めた。

西の空が夕陽で真っ赤に染まっている。

大きくてきれいな夕陽だ。



「夕陽を見ながら観覧車に乗りたい」


「それいい……」



 珍しく若菜が興奮して、ひまりの意見に賛成する。

渚もおっとりと頷く。


 若菜と武彦、ひまりと光輝、渚と雄太のペア順で観覧車に乗る。

観覧車から、遊園地の周囲が一望できる。

そして赤く輝く夕陽が眩しい。

ひまりは光輝の隣に座って、肩に頭を置いて夕陽を眺める。



「この夕陽、忘れない……光輝と乗った観覧車も絶対に忘れない……ありがとう……嬉しい」



 ひまりは光輝の首に手を回して、顔を近づけてくる。

光輝もひまりの細い腰を抱いて、ひまりを抱き寄せる。

ひまりが光輝の唇に自分の唇を軽く重ねる。

そして2人で熱いキスを交わした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。