教師の一番楽に出来る時間はテスト期間中だ〜一番きついのは入試説明会〜
どうもメールを見ると友達に追跡型のウイルスを送られたことのある作者です。
友達に『知るか!!他人のケーキを食べた罰だ。』と言われました。
お詫びにフルーツタルトを作ったら許してくれました。
ちなみにケーキは『ココナッツケーキ』です。
ネーミングセンスが無いとかは言わないでください。
サクシャのオリジナルなので勘弁してください。
作り方知りたい人はどうにか連絡してください
ではインフルの治った一号目往きます。
「起立、礼、着席」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
どうも三点リーダー×4な一教師長岡 和です。
なぜかクラスはピリピリしています。
今日で週から数えて三日目、授業のある月曜日から二日目、詰まるところの火曜日。
昨日もピリピリしていて、というか俺をみんなが避けているみたい、と言うほうが正しい。
普段は職員室に毎日イチャモンつけに来ていた小野も今日に限っては誰も来ず、かといって先生に無視されているわけでもない。
ただ、約一人を除いて。
あれか、君存在が猥褻物陳列罪か。
一人、脳内で悲しんでいるとドアの開く音がした。
「遅刻かとっとと座れ。」
手で野良犬を払うように顔も見ずに促す。
「・・・あの、先生、後ろ」
控えめな声を出してきたのは名も知らぬ生徒。
「やっと話しかけてくれたか。よし俺は今最高に気分がいいから内申点をやろう。今なら毘沙門天だって倒せる気がするよ。」
ははははは、今ならかめはめ波だって出せる気がする。
突然、視界が90度回る。
今見えているのは天井と細長い何か。
「ッツ。」
次に感じるのは背中から来る強烈な痛み。
そして、おそらく涙が出ているであろう眼に映るのは藍沢先生(死神)。
瞳を閉じながら俺は悟った。
俺、死ぬんだな。
「多分、死ぬほうが楽なんじゃないかな。」
これが俺の最期にきいた薄情な甥っ子の言葉だった。
「起きなさい」
「かはっ、ごほ、ごほ」
「では尋問者がようやく起きたので第一回拷問会を行いたいと思います。では始めに執行人であられる藍ちゃん先生より一言。」
マイクを渡されてにっこりと俺に向けてから一言。
「野郎ども、最近調子に乗ってきてる担任をぶっ潰したくねーか!!!」
「「おぉお〜〜〜〜〜」」
「仕掛けないからって自分のことを女としてみていない担任を叩いてやりたくないか!!!」
「「そうね〜〜〜〜」」
「なんとなくノリで担任をボコボコにしてみたくね〜か〜〜」
「「「「おっしゃあぁぁぁああぁああ〜〜〜〜〜〜〜〜」」」」
「先生、安心してくださいね。先生の消えた後はちゃんと優秀な後輩を入れて差し上げますから、心置きなく逝ってくださいね」
「おっし、ってなんでや。」
おぉ先生が突っ込んでる、なんて暢気になんかほざいてるけど今は気にしてれない。
「何がです?」
微笑みながら質問を質問で返された。
「おかしいでしょ。拷問会なのになんで死ぬの決まってるんですか。それに一回目じゃなくて二回目でしょ、二回目。」
「和にぃ、突っ込むところ間違ってるよ。」
サヤが呆れ顔をしてくるけどそんなの知るか。無視してやる。
「ふ〜ん、無視するんだ。別にいいよ。せっかく弁護してあげようかと思ってたのに。」
はぁ?
「弁護とかよく言うよ。どうせお前が俺のこと売って、困らせようとしてるだけだろ。」
どうせ俺は学生時代からよくこうしていじられていたから、原因がこいつにあることも分かっている。
でも今は大人なんだしそこら辺のことは考えて欲しい。
「では被告人に質問します。嘘をつくたびに小野小路さんからのキックが飛んできます。今限定で藍ちゃん先生のキック付き。」
いや、そんな通販みたいなノリで言われても全然うれいくないし。
「はぁ、まぁ、一応答えられる範囲でならいいですけど。」
なぜ敬語になってしまったかは置いといて、最近特に変わったことなんてないし、
「では今週の日曜日、被告人はきれいな女性と歩いて自宅に帰って女性を連れ込みましたね。」
「もしかして春のこと?」
「嘘言うな、変態。名前が変わってるし、確か憐って名前だったわよ。」
「小野、お前か俺のこと見て余計なこと吹き込んだの。」
なんちゅーことしてくれんだよ、第一憐さんは
「そうだよ部屋の中でやらしー会話がしてたんだからね」
「なにそれ、高校生は相手になるかってこと?」
「どんな感じか教えてくれよ。」
「春田死ね」
「ああぁ、もう。お前ら黙れ。今から説明するから黙って聞きやがれ。」
「被告に・・・」
「おい、被告人とかいいそうになったお前、数学の単位ないと思ってこれからの学園生活過ごしやがれ。それが嫌ならとっととこの縄解きやがれ。」
泣き声になりながら解いていく生徒。
俺ってすごくね??カオスが一瞬で吹き飛んだぜ?
「いいか、昨日の女の人は叔母さんだ。第一サヤ、お前も一緒だったんだろ?
ならおばさんの顔くらい覚えておけよ。サヤのお母さんのお姉さんだ。
ちなみに昨日してもらってたのは耳掃除。たまにしてくれるんだよ。
あの人上手くてたまにしてくれるんだよ。」
チクショウ、無駄なことに時間とりやがって。せっかく自習にしてゲームでもしようと思ったのに。
その後ホームルームが終わって、職員室で日誌を見ていると隣から藍沢先生が現れた。
「あの子達は忘れされられたみたいですけど私は覚えてますよ。
春さんってどんな方なんですか、詳しくはこれからご飯を食べながらお話ししましょうか。」
笑顔の恐い藍沢先生とその後ご飯を食べに?行った。
その日の日誌の一言『耳掻き上手くならなきゃ』
なんのこっちゃ。
KARIN SIDE
「先生、ちゃっかり、和君とご飯する機会作るために知っててあんなことしたんでしょ。」
―何言ってるのよ気のせいよ。 そんなことよりもあなたもちゃっかりオマセさんなのね。
「な、何言ってるんですか。」
顔が赤くなっていくのが分かる。
―はいはい、なってないことにしておくわね、じゃぁこれから出かけるからまたね。
そういって残ったのは無機質な電子音だけだった。
「ふ〜〜〜、藍ちゃん先生が一番の強敵か。」
それから私は対策方法を考えている途中で眠ってしまった。
REN SIDE
「それで結局、和とご飯にはいけたの?」
私の目の前に座っているのは藍ちゃん。
私の甥っ子の通っている学校の教師。
「憐さんにおねがいしてよかったです。」
嬉しそうにご飯をほお張る姿がやっぱり女の子だった。
「そういえば、長岡先生憐さんが仕組んだって気付いてたっぽいですよ。」
ドリアをもう一口つけてから言った。
「そっか、流石は私の甥っ子なだけあるわね。でもね、気付いた頃には遅いのよ和。」
「でも憐先生のおかげで助かりました。」
「先生とか言わないでよ、教え子とお酒飲むなんて老けた感じがするから嫌なのよ。」
女の子はいつまでも若く見られたいのよ。
余計なこと考えたそこの君、引き裂いちゃうわよ♪
乙.
どうも、名前を『愛』というあまりにも女の子らしい名前をつけられそうになった男の子な作者です。
初めて聞いた時はリアルなので笑えませんでした。
身長が180センチある男の子の名前が『愛』とか切ないですよね。
名前はいいですけど。
もし180センチあって名前が『愛』な男の人がいたらごめんなさい。
家事のスキルが上がってきました。
一週間に一品ずつメニューを増やしていったら見事に150を超えました。
もうこのまま調理師免許取ってコックさんに弟子入りしようかな、と考える今日この頃な作者でした。