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たまには自分に似合わないこともしてみるべきだ〜それがいいかは別として〜





どうも現在進行形でベットにいる新型ウイルス『サクシャ』です。





僕としたことがインフルエンザにかかってしまいました。





友達からは『世界も終わったな』とメールを受ける今日この頃。





では結構の間休んでしまいましたが、どぞどぞ。











SAYA SIDE





どうもひょんなことから和にぃの浮気現場を見てしまいました。





となりには恋敵な少女花梨さん。




ただ今彼女を少女と表すのは間違っているかもしれません。







正しくは人間と表すのは間違っています。




だって顔が人のそれではありませんから



まぁ、花梨さんが怒るもの分からなくは無いです。




だって普段僕たちには見せない男の顔をしてるんですもん。




妬いちゃいますよ。焼いちゃいましょうか?





字は合ってますよ。火刑にしようかな、英語で言うとKAKEI。






違う気もするけどいいですよね。




なんて脳内コントをしてたらアクセサリー店に入っていた和にぃと女の人が出てきた。





顔がすごいことになっている花梨さんの服の裾を引っ張ると気付いたらしく無言で着いて行く。





僕は笑顔のままですよ?普段から僕みたいにニコニコしている人が妖しい感じになっていたら気をつけたほうがいいですよ。




つまりですね、和にぃのことを砂浜の引き潮時に満ち潮が来るところで顔だけ埋めてあげたいな。




いい声で鳴きそうだし、フフフ。





和にぃの苛め方を考えながら歩いていると見覚えのある通りに来ていたことを知った。




「ここ、和にぃの家の帰り道だ。」




「ほぇ?」



ふと出た答えに隣から間抜けな声が返ってきた。




「この道は絶対に帰るときにしか使ってないもん、絶対の絶対。」





でも返事は無く難しい顔をしているだけだった。





「これから僕は着いていくけど花梨さんはどうするの」





怪訝そうな顔をして睨みつけてくる。





「なにそれ、これ以上は着いてくるなって言いたいの?自分がいくら甥っ子だからって」





「違うよ、和にぃだっていくらおどけていたって男の人なんだから、彼女と一緒にいたらそんなことがあってもおかしくないでしょ?それでもいいのかってこと。」





そんなこと、と首をかしげながら刻を数えて十数秒。




意味を理解したみたいで顔を真っ赤にさせた花梨さん。




なんだか予想通りで肩透かしを喰らっちゃった。




「ははは、大丈夫だよ。和にぃはそんだ盛りのついたオス犬みたいなことはしないよ。・・・・・・たぶん。」




「ねぇなんか最後に言わなかった?」





聞こえないふりをしながら足幅を長くしていくと後ろからねぇってば、という声と僕に合わせるため必死に走ってくる音が聞こえてくる。




そんな音をきいてさらに加速して、ほんの、ほんの少しだけ速度を落としていた。





見上げるとベージュ色の建物が近付いていた。










このベージュの建物は僕の愛しい叔父さんの、私たちの担任の、僕のお母さんに翼を折られた、いじられ教師のという形容詞、関係詞その他もろもろの後には必ず『和』とつく長岡 和のマンションである。





最近は頭のネジが抜けたというか空気を見ているというかとりあえず要するにまともではない僕に合わせるなら和にぃの部屋の前に来ている。




「なにそれ」




となりの花梨さんが意味するのは僕の手の中にある鍵のこと。





「隣の部屋の鍵。」




和にぃの部屋のじゃない。





「なんでもってるの?」





何か危ないものを見る目をしてくるけど別に危ないことなんかしてないのに。





「管理人の幸子さんに貸して下さいっていったら貸してくれた。」






「あんたって将来結婚詐欺師になりそうよね」





呆れ顔をされたけど何を言ってるか分からないや。






「そんなことより早く入ろうよ、会話が聞けないじゃん」





なっとくしていない顔だったけどやっぱり和にぃの会話が聞きたいらしくて素直に入ってきた。





3LDKでマンションの外観と同じベージュ色。あるのはソファー、古びれた勉強机、それに伴ったイス。




そして机に乗るノートパソコンとソファーから少し離れたところにある簡易冷蔵庫。





「ねぇ、どうして無人の部屋に色々と置いてるの?しかも私たちの教材がところどころにあるのはどうして?」





それが普通のリアクションで間違っていないと思う。





「僕が家出とか一人になりたいときに使ってるから。一応ガスも¥、水道、電気は通っているから気にしないでいいよ。」





何か言いたいらしいけど隣から声が聞こえてくるので人差し指を花梨さんの唇に押し当てると黙ってくれた。





(れん)さん、俺早く・・・したいんですけど』





聞こえてくるのはいつもの声じゃない、甘えたような、ねだるような声。




冗談で言ったつもりなのに本当になっちゃった、・・・どうしよう。





僕に聞こえているということは隣で同じように壁に耳をつけている花梨さんも聞いたらしくて、顔を赤くしている。






「ねぇどうする?」





「どうするってどういうこと?」




だって、そんな、女の子とこんなことになるとは思わなかったし。





『和もせっかちね、そんなんじゃ、女の子に嫌われちゃうわよ。ふふふ。』






考える時間を僕たちに与えてくれるわけなく刻々とその行為を進めていく。






「とりあえず、もう少しだけここにいようか。」





そんな、顔を赤らめながら頷かないでよ。




そんな気持ちなんか伝わるわけなく眼を逸らされたので仕方なしに壁に神経を集中させる。





『憐さん、じらさないでくださいよ。っん、いい・・・あっ』





『ふふ、ここが弱いのよね。もっと奥まで入れてあげるね。』





『くっ、憐さんにだけいじめられるなんていやだからな』





『っ、うまくなったわね。でもまだまだ私は満足できていないわよ。』





『何やせ我慢してるの?顔がほころんでるよ、もっとして欲しいんだろ。』




感情が高まってるみたいでだんだんと声が大きくなっていく。





相手の人の声もだんだん途切れ途切れになっていく。





「そろそろ行こうか」





ちゃんと声が出たかなんでわからない。でもこの空気はどうしても断ち切らないといけないと思った。





花梨さんは火照っている気がしたけどそんなことをからかう余裕も度胸も無かった。





ふたりして無口で歩いて、花梨さんの家の近くに着くと最低限の言葉だけ交わして別れた。





「はぁ〜〜、なんだかなぁ。」





このなんとも言えない感じは結局次の日まで残っていた。











REN SIDE





「ふふ、お子様にはまだ早かったかな。」





私が笑っているのを見た和が首をかしげている。







「ふふ、和は気にしなくていいの。黙って頭を膝に乗せて耳掻きされてたらいいの」






まだ不思議そうな顔をしていたけど膝の上に大人しく乗せて気持ちよさそうな顔をしている。






イタズラは何歳になっても辞められないわ。ふふふ。





乙.




どうもサクシャです




インフルエンザでやばいです。



一話書くのに四日かかりました。



がんばって書きます。



みなさん風邪には気をつけましょう




でわまた


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