教師って仕事は理不尽だ!~でもなぜか辞めれない~
人生を地味に生きている作者です。
今日は道場に行って脱臼してきました。
しくしく。
周りのみんなは笑っていました。
帰ってくると親が出掛けていて一人でぺペロンチーノ作って食べました。
今日は筆が進みそ〜
トントン。
「長岡先生?すみませんが今日の六時間目に3−Aの教室で数Cを教えていただけませんか。」
スケジュールブックを持った教頭が俺の肩を叩きながら少し申し訳なさそうな顔をして聞いてきた。
「授業は入っていないから大丈夫ですけど、杉田先生はどうなさっているんですか。」
本来の担当である杉田先生はどうしたんだよ、めんどくさい。
つかねみぃ〜〜。
「杉田先生は今日は教育委員会の会議に出られるので、出勤していないんですよ。」
困っています、って顔をされてもなぁ・・・
「ちなみに六時間目以外には入っていないんですか、杉田先生?」
あぁ、余計な癖が、大抵こんなときは・・・・・・
「まだ一つあるのですけど少し、進んでいるそうなので自習にしてなんとかします。」
やっぱり・・・
「何時間目ですか?1、4以外なら大丈夫ですけど。」
「そうですか、ではお願いしても構いませんか。三時間目ですので。」
このとき教頭がニヤッと笑ったことを知らなかった。(後日藍沢先生談)
そんでもって今は朝のショートホーム。
「つーわけで、今日は六時間目が終わったらすぐにかえっていいからな。」
「和君、もしかして本当はデートじゃないの?」
「単位落とすぞ」
コイツは五十嵐 花梨。
最近よく俺に絡んでくる奴だ。
特徴といえば肩近くまである赤色っぽい黒髪に、イチゴの髪留めを手首につけていること。
髪留めなら髪をくくれよ、って思う俺は間違っていないと思う。
高校生にしては旨が大きいなんてちっとも思っていないよ、うん。
「和にい、浮気したら僕怒るからね。」
頬を膨らませながら怒っている(全く怒っているようには見えないけどそこは経験から。)サヤは女にしか見えなかった。
「お前ら名に聞いていたんだよ。普通に授業だよ。聞いてたよな、小野。」
「知らないわよ、バカ変態。」
バカ変態って・・・
「何怒ってるんだよ。全く。」
意味が分からない。
「うるさい変態、どっか逝け。」
なんだか哀しくなってきた。
「はいはい、次俺だから用意しとけよ。」
そう言ってから俺は教室から出た。
あの忌々しき事件から二週間。
みんなは俺のことを和くん、和にぃ、カッちゃん、変態などと思い思いに俺にニックネームをつけて呼んでいる。
まぁ一人ニックネームじゃないけど慣れましたよ。
シクシク。
予鈴がなる。
教室の奴らはまだ席に着いていない。
「おい、礼だけするから立て。」
それから礼をすると小声が聞こえてくる。いつものことだけど。
ちなみに俺は授業らしい授業はしない。
要点をまとめたプリントを配ってから簡単な問題から徐々に慣れさせていく。
分からないことは人に聞いたり俺に聞くようにしているから。
「和君わからなーい。」
これでも一応花梨は勉強は真面目にする生徒だ。だから授業中のこいつは嫌いではない。
「どこ。」
「和君の初恋っていつなの?」
「は?今関係なくね?」
何言ってんだよこいつ。
「ふ〜ん、そうなんだ。言わないつもり?さやっち、あれ」
ニコニコしながらサヤを呼んでいる。
「俺が言うわけないだろ。・・・・・・ごめんなさいサヤ。話させていただきます。」
ニヤニヤと笑ってケータイを開いているサヤ。
「はやくはやく。」
そう急かされる。
てかみんなが静かだ・・・
「テレビで見た女の子なんだよ。言っとくけど二次元じゃないぞ。
俺が中二のとき多分お前らくらいのこだった。でも用事で出かけてそれからは知らない。」
「その女の子の名前って知らないの、和君?」
ロリコンとか冷やかされると思ったのに帰ってきたのは意外な言葉だった。
「え、あぁ、みかんだったと思う。夜を観るで、なんで?」
き〜ん、こ〜ん、か〜ん、こん?
何故疑問系?と思いつつも帰れと冷たくあしらわれたので教室から出た。
なんだったんだよ、それにみんな落ち込んでたっぽい・・・
「あぁ〜〜〜〜チクショウ〜〜〜」
高校生の考えることなんてわからねえや。
俺も老けたな。はぁ。
てかプリント作ってね〜よ!!!
どうしたらいいんだ〜〜〜。
乙.
どうもなんだか話を二回に分けてみた作者です。
だんだん伏線が増えていき自分でも分からなくなってきた今日この頃。
さてそろそろ本題に入っていきましょうかね?_
今日でテストが終わるので複数投稿してみよっと。
ではまたまた。