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悪いことは楽しい〜でも後片付けが大変〜

初めまして、和槻の『槻』を担当している通称H.Hです。

このたびはうちのバカが不眠症やインフルエンザなどにかかってしまい、代打として執筆することになりましたのでよろしくお願いします。

現在治療中のバカですが病院のベットで彼女の手によって磔にあっております、ざまーみやがれ。

そろそろ退院して欲しいのですけどまあそれも無理な感じがするので仕方がないですね。

嫌がらせに彼女の亜衣ちゃんとデートでもしてあげようかな。

武器を片手に元気になってくれそうだしね♪




「ここから飛び降りろよ?死にたいんだろ?」



風が私の身体を突き落とそうとしている。



闇が私の身体を引き込もうとしている。



でも、本当に私の心を殺ぎ落としていくのは好きな人の声だった。



「聞こえなかったのか?さっさと飛び降りたら?それとも足が竦むなら俺が後ろから突き落としてあげるよ。」



私は、何を間違ってしまったんだろうか?






「おぉ、似合ってる。似合ってる。」



「恥ずかしいのでやめてください!!せん・・・」



先生、と呼ぼうとしたら人差し指を唇に添えられて禁句ワードを口にしていたことに気が付いた。


いちいちその仕草がキザでホストみたいに見えてくる。



つくづく女の子に人気がある理由がわかった気がする。



さっきから私がいるにも関わらず何人もの女の人が先生に話しかけてくる。



冷たくあしらえばいいのだろうけど柔らかい笑顔で断っているから後が絶たないのに・・・



ま、そのマヌケっぽさに親近感が湧くのだけど。



今は、沈んでいた先生がようやく復活したのでブラブラしていたら



『浴衣の俺たちヤバいじゃん!!』



と気付いて警備をしていたお店の人に頼んで店を開けてもらって洋服を先生がテキパキ探してきた服を試着していたところ。



どうして開けてもらえたか気になったんだけど掃除屋さんにお願いした、と意味不明な言葉を言うとそのまま再び店内をうろつき始めたので謎は迷宮入り。



そして先生が持ってきたのは背中の大きく開いたドレス。



身体のラインが強調されていて少しだけ胸が寂しかったけどそれはあまり気にならないね、うん。



誰に言うわけでもない私の言い訳は虚しさを寄せ集めるだけだった。




「顔、もう少し下に傾けて。」



先生に言われたとおりにするとアイシャドーが目尻に触れた。



その感触がなんとなくくすぐったくて動くと



「動くなバカ。次動いたらパンダみたいにしてやる。」



と脅されたのでこのなんとも言えないもどかしさに耐えていると完成、と満足したような声がした。



それにつられてスタンドミラーを覗き込んだ。



なにも言わない。



だって自分のこと褒めたりするのって抵抗あるし。



でも



「・・・ありがとう」



聞こえなかったみたいだけどそっちのほうがいい。



バーカと言って軽く肩を叩いて化粧室を一足先に出た。



店員さんが決まり文句を言ってくれるのを聞き終えると後片付けの終わった先生も出てきて会計のときにシルバーカードで支払っている先生がカッコよかった。



なんか映画のワンシーンみたいに滑らせるようにサインを書いている姿も内ポケットに財布をしまっている手もきれいだった。



「おい花梨、そのふやけきった顔何とかしろ。みっともなくてそんな顔だと一緒に歩くことも出来ないぞ」



そんなこと言われてもね〜〜



「とりあえず先生が悪いんです。」



私を惚れさせたあなたが悪いんです。



赤面していくのを感じたので店の外に出ると風が気持ちよかった。




「バターラーメンに、海鮮丼、ジンギスカンにカニ、焼肉、パン、地酒・・・なぁ、花梨。

他に北海道に来てから食べてないものってないよな?」


「ハイハイ、そーですね。」



車を運転している先生はさっきから食べ物の話ばっかり・・・



色気より食い気って言うけどなんか複雑・・・



でも先生が楽しそうに歌を口ずさんでいるのを聞いているとやっぱり先生なんだな、と思う。



「あと行きたいところがいくつかあるんだけどいいか?」



そこって普通最後に言うことじゃないの、なんて思いながら答えはもちろん



「いいよ、楽しいところに連れて行ってね。」



決まっている。



そして先生と私の乗る車はどこかに向かうのだった。




KAZU SIDE



俺は職業上よく自殺についての講習やら、議論会に参加させられる。



でも正直全て無駄だと思う。



だってそうだろう?


飛び降り、薬物中毒、溺死、感電死、壊死、出血死、ショック死、爆死、はあまりないか。


でも一緒なんだよ、結局。



死因なんて太古の昔から大概決まってきてるんだよ。


なのにいちいちフェンスを新しくするだのカウンセリング教師をおくだの俺からすれば無意味だ。



フェンスなんて自殺をしようとする奴からすればただの一手間なだけであって意味はない。



カウンセリングの出来る人間をおくのは悩んでいる人間を助けることが出来るかもしれない。


でも所詮、生きている奴止まりだ。


だったら俺はしたいようにさせてやる。


死にたいというなら大して理由を聞くつもりはないし反対もしない、むしろ協力してやる。


飛び降りたいのなら高いところを捜してやるし、毒が良いなら理科準備室から砒素とか硫化銅を持っていってやる。



それが殺人になるなら罰なんて受けてやる。



でも罪は受けない。



だから




KARIN SIDE


「ここから飛び降りろよ?死にたいんだろ?」



風が私の身体を突き落とそうとしている。



闇が私の身体を引き込もうとしている。



でも、本当に私の心を殺ぎ落としていくのは好きな人の声だった。



「聞こえなかったのか?さっさと飛び降りたら?それとも足が竦むなら俺が後ろから突き落としてあげるよ。」



私は、何を間違ってしまっているんだろうか?



風はさっきと違う。



闇は光の中を逝く。



人は変わっていく。




KAZU SIDE



「あなたは一体何を考えているんですか!!!」



「もうしわけございません」



「だいたいどこの学校に生徒、しかも異性の生徒を連れて夜中の町を徘徊するだなんて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



長いから以下略。



あれから意味もわからない崖に連れて行ってゴタゴタを片付けた後知りもしない道と呼ぶことも出来ない道を彷徨って泣き喚いた花梨を乗せて下りてこられたのが2時間後。


時間はすでに明け方近くになっており駐車場に入るや否や俺は先生方に連行された。



「ところで、先生。お触りパブは楽しかったですか?」



一応、話は聞いておいたしお話したって悪くないよな。



な、なんのことかな、ととぼける副校長。


隠すにしたってもう少しうまく隠せよ、等と思っているとどんどん青ざめていく。



「ねぇ、副校長先生。今日のことがなければ先生なら校長にもなれると思いませんか?僕は副校長のこと支持しているんですけどね。僕を首にしても小野小路さんの口を封じるなんてできませんよね、あなたには。」


ヤバイ。顔が出目金みたいにでかくなってるし。


「担任の僕から言えば聞いてもらえると思うのですがいかがでしょうかね、校長先生?」






楽勝、楽勝。



「おいおい、新人教師が副校長をゆするなんてよくないんじゃないのかな?」



浴衣姿の三井先生が角を曲がったところで出てきた。



俺こいつ苦手なんだよな。



「何を言ってるのかわかりませんね。」



へんに突っかかるのもおかしい。普通にするんだ、長岡 和。



「心配せんでもええよ。むしろ僕は君の手助けをしてあげたんやで?」



「それはありがとうございます。でもどうしてですか。」



「そんなん決まってるやんか。面白い新人君をもっと見たいからだよ。」



「それはどうも。俺はこれから眠りたいので失礼します」




三井先生と会話をして部屋に入ると俺はすぐに眠りに着いた





乙.






後二週間もすればバレンタインデーですね。

毎年、私怨の篭もったチョコ入り危険物をもらっています。

一昨年は焦げカスを惜しげもなく使っておりました、新食感でしたね、はい。

去年は下剤を盛られていました。

今年はなんでしょうか?

みなさまもお気をつけくださいね。

え?僕だけですか?



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