大人になってからの迷子は情けない〜作者はリアルになったことあり〜
方向音痴ではないのに迷子によくなる作者です。
今思い返してみれば初めての迷子は12歳。
普通はもっと早いはずなのに・・・
ちなみに最近一番新しい迷子経験は去年の群馬に行ったときにいつのまにかみんなと別々になって独りでゲレンデを5週しました。
上級コースで脳震盪を起こして小屋で一時間弱横になっていました。
スノボーをする皆さん気をつけてください。
ではぞうど。
どうも、膝枕をしている教師長岡 和です。
もちろん、今現在俺の膝に乗っているのは俺の生徒である小野小路 花梨。
さっきサウナで脱水症状を起こしていたのでヘルプしてあげました。
結構膝に血が行き届かなくなっていき痺れてきました。
「でもこうしてしっかり見てみると意外に顔立ち整ってるんだよな。」
長いまつげ、鼻は上を向いているし、金髪っぽい髪は飴細工みたいに精巧だし、唇だって紅くてキスしやすそうな形をしている。
胸だってないわけじゃないし腰もキュッと引き締まってくびれている。
ここに連れてくる時だってちゃんと食べているのか心配になるくらいに軽かった。
スレンダーって言葉が似合う美人だと思う。
普段は言ってくることとかきついのに、今俺の膝にある寝顔は女性と女の子の中間くらいで魅力的だと思う。
生徒に対してこんな目をするなんて不純とか言われそうだけど欲情しているわけでもないし冷静な観察だと思う。
「でも実は食べてみたかったりする、と?」
「そうそう、顔だって好みだし性格だって苛めがいがありそうだし。」
「うっわ〜やっぱり和にぃってドSなんだね。」
だって生意気なやつとか苛めてるのって楽しいじゃん?
「って何でお前がここにいてるんだよ!!!」
隣に座りながら緑茶をすすっているのは甥っ子のサヤ。
さも当たり前のようにチュウハイを飲みながら俺の貰ってきた自家製チーズをつまみにしながらニコニコしている。
なんで俺の周りってこう、笑顔が胡散臭い奴ばっかりなんだろうね?
「和にぃが胡散臭い存在だからじゃないの?」
このガキ絞めてやろうか?
「別にいいよ、でもその前に和にぃが花梨さんのこといやらしい目で見てたって言ってやる。」
別に小野なんて恐くないさ!!!ハハハハ
「藍沢先生に」
「ごめんなさい、俺が悪かったですからそれだけは・・・」
プライド?生きるためにはそんなもの必要ないさ。
だってまだ死にたくないし。
「大人しく殺されるほうがまだ幸せなんじゃないかな?」
「あぁ、そうですね。俺もそう思うよ。」
だってバックにはあの親ばか(宗治さん)がついているんだぜ?
俺なんてすぐに殺されそうじゃね?
「つーかお前さ、まだ俺のことが好きなのか?」
一瞬、キョトンとした顔をした後にサヤは腹筋を崩壊させた(笑いすぎで)。
「普通そんなこと本人に聞いたりするかな、普通?」
二回も普通なんて言葉使ってんじゃねーよ。
「今は別に好きな人がいるから和にぃは気にしなくていいよ。」
「う〜」
気の抜けた音が救急室に鳴った。
「はぁ、このお姫様はなんていうか空気を壊すのだけは才に満ち満ちているな。」
ははは、と乾いた笑いをどうもありがとう。
俺だってどうリアクションしていいかわからねーし。
「とりあえず水でも用意してくれる?出来ればポカリみたいなスポーツ飲料とかを売店で買ってきてくれるか。」
「はいは〜い。」
俺の財布から1000円札を取り出して出て行った。
「うん、私サウナ…入りす…ぎて……。ここはどこ?」
眼が覚めたみたいですね。ここはいたずらでもしてみますか?
「おはようございます、花梨お嬢様。ご機嫌いかがでしょうか?」
右ひざを床につけて左肩に親指が当たるように座ってから頭を下げた。
え、えとあたふたしている小野。ヤバイいつもと違うから見てて面白い。
「好きです、付き合ってください。」
え?
ええええええええええええええええええ?!!!!!!!?
乙.
どうも、紅茶が三度の飯よりも大好きな作者です。
紅茶は遠足のおやつには入りません。
この休みに時間が合ったので友達に進められていた『コード・ギアス』を見ました。
ヤバイですね、ルルーシュ君カッコいいですね。
そろそろ仕事が始まってしまうと嘆いる作者でした。