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七転八倒おまけにもう3ついかが?〜そんなサービスはいらねぇ!!!〜




飲み会になったら必ず最後まで生き残っている作者です。


というかみんながある程度のところでストップをかけるのでつぶれません。


理由を聞くと


『とにかくアカン!!!お前は俺らを殺すつもりか』


と鬼気迫る顔で説得されました。


はぁ、なんか哀し。


では不のパワー(?)も集まってきたのでそろそろ生きましょうか。
















目の前にいてるのは両手に出来上がった皿を持って近付いてくる巫女(みこ) ()()だった。







「ふ〜ん、天才児ちゃんは料理もお上手なんだ。まっ、見た目が良くても味がいいとは限らないけどね。」







一人暮らし七年と言う立場から見て素直に悔しいと思った。





ぺペロンチーノにベーコンとキャベツのコンソメスープ、コンソメスープに入っているベーコンよりも色が濃いから多分カリカリにしたであろうベーコン入りのサラダ。







家にあった数少ない食料でよくここまで出来ていると思う。






それも30分でコンロをいくつも使い分けて手馴れていた。








「バカね、いくら料理の知識があるからって練習もしないで出来るわけ無いでしょ。」








嘲笑いながらパスタを小さめな大きさに整えてからそれを口に運ぶ。






口に入る前に彼方よりもずっと経験があるわよ、といったのは気のせいじゃないと思う。









「ふ〜ん、まぁいいけどね。それよりも政府も認める天才様がなぜ、私のような一教師の家などにお越しになられたのでしょうか?」






俺は普段使い慣れてもいないような敬語を使いながら皮肉を込めながらコンソメスープに手を伸ばす。







「……天才なんてただの孤独な人間よ。」






いつもは勝気で孤高といった言葉が似合うような巫女がそんなことを言うなんて意外だった。






俺はスープに浮かんでいるベーコンをすすった。







初めのうちはヒトラーが自殺した話とか、ケネディが暗殺された話、ナポレオンの死因とか小難しい話ばっかりだったけど今は政治家の悪口とか芸能人の話だったり普通に楽しんでいる俺がいた。









いつの間にやら、気付かぬうちに出されていた俺も知らないシャンパンがグラスに注がれてそれを二人して飲むのは楽しかった。






本当はいけないんだろうけど俺だって学生していた時から親の眼を気にしながら飲んだからたいして注意なんてしなかった。








「せんせ〜私未成年なのにお酒なんて飲んでいいんですか〜」






だんだんと出来上がってきた巫女を見て流石にヤバイと思って帰れ、と言ったけど








「絶対にいや〜無理矢理に帰らすなら教師に犯されたって嘘ついてやる」







などと末恐ろしいことを言われたからどうすることも出来ずに巫女が着てから由に3時間は越えているのだろうけどこうしてだらだらとどうでもいいことを話して時間は過ぎていった。








正直コイツが学園の問題児なんて言われても真実味が出ない。








『教師の揚げ足を取る。』



『天才だからと俺たち平凡な人間を見下しているんだ。』









教師という立場からしたらだめなんだと思う。






でもやっぱり人間だから仕方ないと思う。








「先生ってのも疲れるんだな〜」






俺の呟きに答えてくれる人は居ない。






巫女は俺が怒らせてしまったので帰った。








とかそんなオチはなくただお風呂に入っている。




俺はと言うと自分の分も兼ねて酔い覚ましのためにジャガイモのスープを作っている途中。







意外と思われるかもしれないけど生姜と唐辛子、隠し味の紅茶が効いていて結構いい。






二日酔いの日なんかは自分で作っていたりする。






けっ、どうせ作ってくれる彼女なんていませんよ。






誰に対して拗ねているかなんて自分でも分からなかったけど悔しかった。






何にかって?二日酔いでも料理を作ってくれる彼女のいてる奴らにだよ!!!!









「何バカみたいに叫んでるのよ。」







後ろからは風呂から上がったらしい巫女がいる。







と、表現するのはおかしいのだと思う。俺はまだ料理中で目を放すことは出来ない。






いや、そんなことはないけど。しても大丈夫だと思うけど下手をすれば指を切っちまう。






さっき散々からかっておいたから絶対に出来ない。






そんなつまらないプライドが葛藤していて巫女に気付くのに遅れた。






後ろから抱きしめられている。






しかも関節を押さえられていて動かすことが出来ない。






「おい、巫女退いてくれ。」








首を絞められながら声をかすらせながら出した声は我ながらあまりにも情けなかった。






何も言わずに立ち上がった巫女に釣られて俺も立ち上がった。








「あれ。」







そう立てない。






巫女を見ると当にしてやったりと言う顔をしていた。








大丈夫、と言ってたけど顔には意地悪をするが気にしか見えなかった。








「助けて〜〜〜〜〜」







ぴんぽ〜ん、と俺の思いが通じたのかインターホンがなった。








ピンピン、ピンポ、ピピピピピンポーン。







DJも真っ青に連打されたインターホンがへこまないか気にしながらも印鑑片手に玄関に向かうのであった。













今現在の状況を説明させていただこう






3LDKのうち俺がリビングとして使っている部屋には四人用のテーブルがある。






普段なら俺とサヤか、まぁ今居候している祥(4日しか経っていないのだけど精神的には一か月分くらいには加算されていると思う。)の二人、もしくは両方が集まって三人しか使わない。








なのに今は全ての席が埋まっている。いつも俺の座っている席にサヤ、その隣に岸本さん、サヤの向かい側に祥、残りの一席には巫女。







これで全ての席は埋まっている。









俺?ハハハ、もちろん正座さ。






それも床暖房を引いていない60センチ四方にも満たない僅かな空間にね。







身体も心も冷たいさ。






初めに来たのは岸本さん。



俺のモトカノで大学が違ってあまりにもかみ合わないので別れた。仕事の関係でここに来たそうだ。






次にきたのが買い物袋を持って帰ってきた祥とサヤ、がモトカノを見て静止、岸本さんは岸本さんで祥とはもともと仲が良いわけではなかったのでサヤにだけ挨拶をする。










この時点で俺は全てが終わったと悟ったのである。












はぁ、気まずい。これがまれに見る5角関係なのだろうか、だとしたらど真ん中君ご愁傷様です。








なんて事を考えながら反省した振りをしているとインターホンがなった。







もぉ自棄だ、小野でも委員長でも、藍沢先生でも来い!!!!







いや、この状況で藍沢先生は来て欲しくないかな。



だってあの人何かしら理由つけて部屋のもの壊していくから・・・








ちゃんと代わりのものを持っては来てくれるんだけど、やっぱり自分になじんだものが一番いいから。





なんて考えているとサヤが玄関に向かった。






さっきまで話していたサヤが居なくなったからか、祥はひたすらに岸本さんを睨んでいる。














帰ってきたのはニコニコと笑いながら異常な空気を醸し出しているサヤだった。






左手には何かを持って・・・






「DVD?」






岸本が手にとってパッケージが見えた。







『マジメな優等生のインラン教室』





目がちかちかするようなド派手な柄は確かにこう呼ばれるものだった。







エロDVD。










俺はこれを送ってきたであろうゴミに殺意を感じつつ、それを晴らせるかはまた別の話なんだと思った。





乙.











ようやく、話の方針が決まってきた作者です。


いつも始まりと終わりは思いつくのですが途中はなかなか思い浮かばず苦労するのですがこれからもがんばります。



断食が結構長くなってきた作者からでした。


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