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停職してる間は暇なのです〜やりたいことが好きなだけ出来る〜



どうも小説を読むと全てのことを忘れてのめり込んでしまう作者です。


最高記録は二日で二十冊余りです。


自分でもバカだと思います。飯も食わず、風呂もシャワーで終わらせ、過ごしました。



はぁ、ネタ転がってないですかね。


では遭遇しないかな。ではどうぞ。














「では先生、我が高の女生徒を助けるために暴力を振るわれえたと言うわけですか。」





「そうです。それ以上でもそれ以下でもありません。」





「反省はしていないと言うのですか?」




「はい、全くしておりません。」








「わかりました。私も出来る限りのことはさせていただきます。ただ、マスコミにバレてしまった以上覚悟は決めといてください。」






「はい。」








会議室を出るとサヤ、小野達が待っていた。






「よっ」





何かを言いたそうだったけどとりあえず教室に戻るように促した。










教卓から見回すみんなの顔は暗かったり、困惑したりしている。






買ってきたであろう新聞が広がっている。






一面には『某有名私立新任教師防衛庁長官の御曹司に暴行!?』





とデカデカと印刷されている。






顔は伏せられているけどそこには俺がチンピラを締め上げている姿が後ろ側から映っていた。











結局教卓の前に立っても何も言えずに、残りのことは藍沢先生に託してきた。






教頭先生が休暇をくれたのでそのまま家に帰ることにした。






本当は自分でケジメつけないといけないのだろうけど今は自分でもどうしたらいいか分からないから。



















♪世界のおわりで〜♪







布団の中でモゾモゾしていると着信音が聞こえた。







この音は親友というか悪友と言うか、とにかくそんな類の連中に使っている着ウタ。






携帯を耳元から40センチほど遠ざけてから通話ボタンを押した。





―カー元気?元気な訳ないか、週刊誌に取られてるんやモンな♪




この写真見たときには流石に飲んでたコーヒー吹きだしてもーたわ。オトン居てんのに何してくれてんのよ。



『祥、お前も、もういい加減大人なんやしそろそろ結婚相手でも見つけてお父さんを安心させてくれや。』



だってさ、よく言うよね。この性格絶対にオトンに似てしもうたわ。人生最初で最大の失態やわ。




ほんまに、自分のこと言う前にあんたの性格直せやっちゅうねん、そう思わんかカー。







「 うるさいわ!!!




携帯話してるのにどんだけお前の声はうるさいんだよ!!!第一旧友が酷い目に合ってるって言うのにコーヒーなんて吹いてんじゃねーよ!!!





それにお前また一段と声だけでかくなりやがって・・・それにお前の周りうるさいんだよ!




どこで話してんだよ。」









―流石カー、大阪人でもないのに自分のフリに全部一級品の突っ込み返してくれるやん、おじちゃんはめっちゃ嬉しいで。





ちなみにな、自分今カーのマンションの部屋の前に来てんねん。見舞い品にオカンが某県某市の神戸牛もたしてくれたからすき焼きにでもしてくおや。








「某県某市の神戸牛って普通に兵庫県の神戸牛のことだろうが!!!





は?俺の部屋の前に来てる?お前笑われへん冗談なんて言うもんちゃうで」








そう言いつつも一応確認のため玄関に向かう。








「バカやね、自分がつまらへん冗談なんて言うわけないやん。




それになんでいっつもあんたて自分と話してたら普通に関西弁になんねん。




ガキの頃から変わってヘンのやね、カーは。」






そこには小でかい荷物を持ちながら敬礼しているバカの姿が映っていた。









「すき焼きは関西風がええ?それとも関東風がええ?まぁ関東風なんてしらへんけど。」







ピンクのエプロンをしたままキッチンから首だけ出してきたのは有本 祥。






「そないやったらはなから聞くなや。お前の得意なほうでええよ。」






俺はとりあえずソファーに腰掛けてチュウハイを飲む。






お、いい匂いしてきた。






「はいどうぞ。祥特製の関西風すき焼きやで。といってもまだ準備が終わっただけなんやけどね。」






すき焼きを食べながら昔話とか愚痴を聞いているともう11時を過ぎていた。








「それでさ、なんでお前がここに着てるんだよ。普通に明日も仕事あるだろ。」






ネギをかじりながら今日の本題を聞くことにした。




だってこいつ酔いつぶれたら性質悪いし・・・








「仕事は大将に言ってるから大丈夫。ここに来たのはとりあえず写真取られたマヌケな親友の面拝みに来たってとこや。」







こいつかみ殺したろか?








「カー、そないなケッタイな顔しなや。冗談やって。



心配やったから着たねん。いつもはこないなヘマやらかさんくせに大事にされたんやから普通ちゃうと思てな。




ホンマはタケちゃんも来たがってたんやけど、ほらアイツ腐っても医者やん。




自分みたいに気楽に休み取れんからその分もかねて着ちゃったわけ。」






言いたいことを言い終えたらしくチュウハイを飲んで胡坐を掻いて座っている。














「あんたのこと嵌めたんどんな奴らやの?」






顔からは青筋が浮かんでおり逃れないことを悟る俺だった。










SYOU SIDE








「多分週刊誌の記者だと思う。」





口にチュウハイをつけながら嘘をノウノウとほざきやがって。






「それ嘘やろ、しかもあんた本当の犯人知ってて黙ってるやろ」







顔を逸らして、テレビに集中している振りをしているけどわかんねん。






だってNHKの『昆虫の世界』とかいう番組見てわかる、とか相槌打ってるから。







「どうせ、あんたのことやから自分の知り合いとかで責めにくいんやろ。」







多分当たってるんやろう、でも悲しそうな顔してごめん、て言われたらなんもできひんこと知ってるくせに・・・








でも、それならそれで自分が出来ることはいくらでもある。






和にも、まだ知らない犯人にも。














KAZU SIDE







祥は結局、缶チュウを7本、焼酎3合、ビール6本飲んで潰れてしまった。






普段は二種類までしか飲まないのに三種類も飲んだのは多分、俺のことを心配してくれたから。






半分以上が愚痴だったけど......





こんな情けない俺のために電車を乗り継いで着てくれた祥に感謝しつつベットにお姫様抱っこして連れて行くのだった。







そっと、おでこにキスをしたのは俺の心の置く深くにしまっておいて。












「自分、変態やな。寝てる女の子にキスするなんて男の風上にも置いて置けへんね。」







後ろから祥に抱きつかれた。







「まだ気配消すのはうちの方が上やね。」







そこにはニヤニヤとした顔を作っている祥がいるわけで、




さっき俺がしていたことを知っていて・・・








「放せ、死んでやる。お前のこと可愛いなんて思ってねえよ。この万年貧乳。」







「あんたの脳みそは腐ってるんか!!!!これでもな一年前くらいからCカップになったわ!!!!



このでかくなった胸でお前のこと窒息死させたる!!!」








薄れゆく意識の中こんな親友がいて嬉しいと思って、眠った。







と思ったけど祥の悪戯心満載の笑顔を見て俺は意識を取り戻した。









乙.














どうもスズメに嫌われ、カラスに懐かれ、子供に懐かれず、悪ガキに遊ばれる作者で和槻な作者です。


天誅のことを天秤の仲間だとずっと思っていました。


さて新キャラ出てきましたね。


有本 祥。関西人です。


女の子だと言う前に女の子だと気付いた方いますか?


名前も敢えて男か女の子か分からない名前にしてみました。


このキャラは当分の台風の目となっていくと思います



ではまた次回。


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