暴力はいけません〜でも武力はいいと思う俺は間違ってない〜
絶食ウィークに入っている作者です。
毎月7〜15日間断食したりします。その間食べ物は食べません。
口にするのはピーチティーだけです。
もう一週間は普通に生活、残りの日はめちゃ食べます。
なので普通時には体重は61キロ、断食中は55キロ、食べ食べウィーク(彼女命名)は63キロと変動率が半端無いです。
彼女にはいっつも怒られます。まぁいつも逆ギレで終わりますけど・・・
なんだかんだ言って彼女には感謝してます。
絶対言わないけど。
ではどぞどぞ。
「あぁ、調子こいてっとイテこますぞ!!!!!!」
どうもいてこまされそうな教師な長岡 和です。
ヤバイ。この時代に『イテこます』とか使ってる北京原人初めて見た。
「お勤めご苦労様です。バカは一回死んで見ますか?」
だってムカつきますよね?
自分の学校の生徒が追いかけられているなんて、やっぱり死ぬ覚悟があるからそんなことが出来るんですかね。
「死ねやコラ」
チンピラ一号がパンチを放った。
俺はそれを喰らって2メートルほど吹き飛んだ。
「何だアイツ、超よえーぞ。女にも逃げられたし、コイツボコって財布でも取っていくか?」
なんか取らぬ狐の皮算用してるし。狸だったっけ?まぁいいや。
「すみません、これって正当防衛になりますよね?」
だって教師が暴力事件とか洒落にならないし・・・
「あぁ、そうだな。つうか、お前俺らに勝てるつもりでいてるの?」
顔は嘲笑いの色しか見えない。
こいつらからしたらこれもゲームなんだよな、なんていうかいやな状況になったものだよ、全く。
はぁ、だんだんと老けていくのが分かるってこんなに辛かったんだな。
「おっさん、財布だけ置いていくなら許してやってもいいぜ、どうする?」
「おい、無視してないでなんとか言えや。サンドバックにするぞ。」
蹴りが、飛んでくる♪
まぁ、さっきみたいに当たった。
SAYA SIDE
どうも、和にぃを見ているサヤです。
今和にぃはチンピラで遊んでいます。表現は合っています。
なぜなら、チンピラは地面に這っているから。
僕が見始めていた頃には6人が立っていたのに今は一人しか立っていません。
あ、靴を脱がせた。そのまま、踏まれてる。
踏まれているであろう人の絶叫がここまで聞こえてくる。
バッカだなぁ〜和にぃドSなのに。
最近寝不足で機嫌がかなり悪かったのに・・・
多分生徒に絡んでいたんだと思う。
ドンマイ♪
あ、肩が脱臼しちゃってる。
してるのはもちろん、和にぃではなく、哀れなチンピラ。
ん〜よく見たら他の人たちも脱臼してる。
うわ、絶対キレてる。
ちなみに和にぃ学校では弄られキャラだけど半端なく強いんだよね〜
あ、指折っちゃったみたい。
珍しいなぁ〜いつもは痛みつけても傷は作らないはずなのに〜
和にぃの後ろで伸びてた人が起き上がった。そのまま指を組み合わせて頭に振りかぶった。
そしていやな音と共に崩れ落ちた。
うわ、口の中血だらけだし・・・
でも手を緩めることなくほかの人で遊んでる。
はぁ、そろそろ終わりにしてあげたらいいのに・・・
携帯を開いて和にぃにメールと送った。
『FROM サヤ
TO 和にぃ
そろそろ、終わりにしてあげたら?
悲鳴上がってたからそろそろ警備員がくると思うよ?
てかなんでその人ボコってるの?』
向こう側にいる和にぃが携帯を開いた。
あ、手を振ってくれてる。
着ウタが流れる。
『FROM 和にぃ
TO サヤ
ん、ウチの生徒を追いかけてたから注意したら殴られてしまいまして。
仕方ないから正当防衛をこうししてたわけです。
そうですね、そろそろ飽きましたし終わらせましょうか。
僕はそろそろ追いかけられてた子を追いかけてきますね。
』
あぁ、本当にチンピラさんたちご愁傷様です。
和にぃが敬語扱うのは尊敬している人か上司かキレてる時だけ。
今回は一番最後のだからあの人たちにはどうしてあげることも出来ない。
合掌。
ふとうちの制服を着た女の子が目に入る。
僕に向かって手を振ってきている。多分彼女が和にぃが助けた子だと思う。
和にぃは倒れている人の靴を全員分まとめて括りあげて屋根に乗るように放り投げた。
女の子が手に持っている物を見て柄にもなく大声をあげてしまった。
KAZU SIDE
「和にぃ〜〜」
甥っ子であるサヤの声が聞こえた。
サヤが大声出すなんて珍しいな〜
暢気に考えながら持っていた残りの一人をゴミの中に放り投げた。
一瞬周りが光を得て、辺りの状況が分かる。
摘みあがった、というか俺の積み上げた六人のチンピラ。
店の裏路地にあるゴミ箱。レンガを積み上げたようなお店の壁。
白い肌の、薄い紅色の唇、黒くて吸い込まれていきそうな瞳。
なぜか上がっている右手、そしてカメラを持っていた左手。
俺は意味も分からずにただただ突っ立っていた。
「巫女 夜観」
ただ、自然と口が開いていた。
「今日は倒れたりしないのね。新人くん。」
彼女の口は笑っていた。
でもとても酷く歪んでいた。
乙.
どうも作者です。
ようやく出てきましたね、ヒロイン。
十数話やってヒロインが数回しか出てこない小説なんてあるのかな〜なんて考えたりしてしまいます。
自分でも変な奴〜なんて思ってしまったりしています。
作者は理系なのに文系を選んで友達から『勇者』、先生から『空前絶後のバカ』という称号を得ました。
僕ってまともな称号持ってないな、と自覚する作者なのでした。