お金で買えない価値がある〜でも一度でいいから本屋で棚買いしてみたい〜
最近とても睡眠不足な作者になってきました。
今回はえっちぃのが入っています。というか半分近くがえっちぃです。
苦手な方はご遠慮してください。
お話には新キャラが出てくる以外支障はないことがないです。
リプトンのミルクティーがおいしい季節になりました。
最近は通学、今は休みですけどとにかく出掛けた帰りにミルクティーとファミマのミルクプリンを食べるのが日課になっています。
たまに朝食がそれだけで終わるなんて彼女に知られたら発狂して絞め潰されそうな気がします。
と言っている今ももちろん食べています。
モグモグ。
ではどうぞ、ハムハム。
今俺はとても気まずい状態に陥っています。
というか陥れられています。
そうです、藍沢先生によって、買い物と言う名の六道輪廻、地獄ツアーフルコースを味わせていただいております。
その名は下着専門店、またの名をランジェリーショップ。
聖地だとか思った奴が居たらいい精神科医を紹介してやろう。
普通じゃないぞ。
だって店員やお客が全員俺のことを見てクスクス笑ってやがる。
ちょっと待て、そこのバカップルのバ彼氏。
お前も男だろうが!!!
なに平然と俺のこと見て笑ってるんだよ。
叩いて叩いてカレイみたいな顔にしてやろうか???
そんな、こんなでヤロウにガンを飛ばしていると買い物籠二ついっぱいに下着を入れて現れた。
「せんせ〜い、どの下着がいいと思いますか?ちなみに小説のように私がそれを着て見せるとか言うのは私はやりません。」
にこにこ笑いながら言ってるけど普通にムリじゃね?
ならば俺に残された手段はいつも一つ!!!!
「もちろん、適当に選んでいただいても構いませんけど、選択肢が増えます。」
「その選択肢と言うのは?」
「え〜〜、とですね東京湾か西表島近海、もしくは黒海ですね〜」
「どんどん、行きましょう。スパスパ選びましょう。」
ははは、今ならテスト明けの授業前日の採点並みにいけるぜ!!!
分からない?先生に聞いてみな、寡黙な先生も饒舌になると思うよ?
分かりやすく言うなら期末テストの日本史&世界史&古典を一度に丸覚えのさらに上を往くから。
「先生の好みはどんな感じですか?」
先生はカゴの中身をあさりながら器用にも顔だけをこちらに向けてきた。
それって下着見えなくね?と思う俺は決して間違っていないと思う。
「そうですね〜〜とりあえず白色の奴とかは嫌いな男はいないと思いますよ〜〜」
答えたにも関わらずこっちかな〜それともあれかな〜と、別次元に飛んでいってしまっている。
そんな俺は店内を物色し始めた。
(あらま不思議、ここだけ聞いていると思わず青い服着た人とお話したくなってくる。)
恥ずかしがっていた心は何処に行ったかって?
そんなものさっき藍沢先生の持っていた表面積が15センチにも満たない下着と共にどこかに往っちまったよ。
そんなこんなでふと、目の前にあるマリンブルーの下着を取ってみた。
値札を見てみると『18900円』と書かれている。
マジで?俺のなんて一枚699円のユニクロのだぜ?
売り出し文句なんて『三枚で1800円』だぞ・・・
ブブブ。
男女の格差社会にたそがれていると携帯のバイブがなった。
だってこんなところでデカイ着ウタとか流れたら嫌だし・・・
携帯を見ると予想通りというか案の定と言うか相手はもちろん藍沢先生。
『中央にある鏡付きの柱のお店の入り口から見て左側の鏡の中に入ってください。
反論してもいいですけど・・・
尋問会と拷問会どっちの方が辛かったですか?』
行きます、逝かせていただきますとももちろん。
一応ノックしてから扉に手をかけた。
「きれい・・・」
そこにいたのはパールホワイトの下着を着けた藍沢先生だった。
生まれつきといっていた赤みを帯びた黒髪は胸元でユラユラと揺れていて、いつもより伏し目がちになった視線、普段のように強気な感じがなくて両手をへその前で組んでいる姿はいつも俺をからかってくる藍沢先生ではなかった
なんというか幼い、と言うよりも初々しい、と言うほうがイントネーションが合っている。
「そんな、あ、あんまり見ないでください。これでも結構勇気出してしてるんですから・・・」
と弱々しい?初々しい?藍沢先生を見ていると優しくしたくなる。
はずなどなく俺の中に普段は眠っているS心と未だ治らない中二病が呼び起こされるわけでありまする、はい。
「ふ〜ん、見ないでください、ね。何を言っているんですか?見て欲しいからここに僕を呼んだんでしょ?ならちゃんとどうして欲しいのか言ってくださいよ、先輩。」
俺は先生の両手を左手で掴んで、壁に磔にするように押さえた。
それから右手で右の頬から顎へと軽く触れるように手を動かす。
先生から声が漏れるけどそれは俺のドS心をくすぐるだけで結果的に言えば煽ってしかいなくて
俺は首筋から鎖骨へと触れるか触れないかの距離を保ちながら先生の背中に滑らしていく。
平常心を保つようにしているみたいだけど耳は真っ赤に染まっている、というよりも元から真っ赤ではなかったのかと思わせるほどだった。
「ダメ、ダメです。」
と繰り返している先生の口にさっきまで鎖骨で遊ばせていた人差し指を口元まで持っていく。
その行動の意味が分からないらしくキョトン、とした顔をしてどうしようかとおろおろしている。
少し開いている先生の口に人差し指を入れる。
反射的に身体を後ろに動かそうとしているけど鏡がほんの10センチ後ろにあるだけで抜くことが出来ずに瞳が左右に動いている。
「舐めてくれますよね?」
状況を理解してなのか、驚いて発言に従順しているかはわからないけど俺の言うとおりに不慣れなせいか小さな舌が俺の指を懸命に動かす。
咥内特有の湿った空気とザラザラした小さな舌が俺をそそらす。
「大丈夫でしょうか?もしよろしければお手伝いいたしましょうか?」
下着をつけるのに時間がかかっていることを慣れていないと認識した店員の声が中に届いた。
混乱している先生から人差し指を抜いて耳元で返事をしないと不自然ですよ、と言う。
それに従って大丈夫です、と答える。
早く終わらせたいらしいが店員が話を長引かせている。焦った顔をして俺を見てくる。
わざとらしく人差し指を舐めて糸が引くように口から出した。
そのまま指をブラのホックの上を軽くなぞるように動かす。
その行動が予想外だったらしくひぃ、と声を漏らす。もちろんそんな状態の先生を逃すはずなく
「先輩、声が上擦ってますよ。」
耳に息が入るように話しかける。
先輩は人形のよう、というにはいささか色っぽく、人間と言い表すにはあまりにも獣のよう、最も近いのはケダモノというほうが的を射ている。
瞳は潤っていて、先ほどまであった困惑と混乱、淫乱と淫靡の色は消えて淫蕩さしかなかった。
バイブが響き渡る。
俺のではなくて、先生の。
困惑している先生に取るようにさせ、俺は手を休めずに、鳴き声を煽らせ、電話越しの相手に聞こえるように、そして俺は耳を澄ました。
聞こえてきたのは、女性の声。
若い声でなく、俺の知らない声でもない。
確かに効いた、お袋の声。
そして俺は確かに何かが萎えた。
萎えた、というより削がれた。殺がれた。
それからは御愛敬願おう。
強いていうなら形勢逆転。
挟み撃ち。
挟撃。
それもマッカーサ並の、超越した、卓越した、挟撃。
北極グマを南極に連れて行く、という実験並みの脱力感を叩き込まれた。
刷り込まれた。骨の髄、延髄まで凍みこまされた。滲みこまされた.
あそこまで自分の聴力を、集中力を、征服欲を、運気を怨んだことは無い。
今まで味わったこともない、古今東西、一次元、二次元、一つ抜かして四次元あるかも分からない五次元を憾まずにはいられない。
確実にたとえ小学生に『バカ』と言われたら自我を崩壊する自信がある。
「変態、クズ、宇宙のゴミ。」
長岡 和、思考停止。
再起動して、バックアップデータをインストールしてください。
AI SIDE
「ん?藍〜〜〜ちょっと来なさい。」
呼んだのは妹の藍ちゃん。洗濯物をして不審に思ったから。
「亜衣お姉ちゃん、なに〜」
二階から降りてきたのは黄色のパジャマ、ちなみに柄はリンゴとサクランボ。妹ながらナイスな選択だと思う。
でも今聞かないといけないことは〜
「あんたもとうとう処女を彼氏に奉げたのね〜。小豆あったから今日は赤飯ね〜お父さんにケーキ頼まないとね〜」
携帯からお父さんの番号を捜して耳に当てる。
ぷ〜
「どうした、亜衣。お父さんがそんなに恋しいか、そうか、そうか。ごめんね。パパはまだ国会中なの、バ(ば)寛二が『恐悦』を『恐喝』って書いて今処罰決めてるから。」
寛二叔父さんまた漢字間違えたんだ……
しかも恐喝って…
「キモいこと言わないで、とりあえず帰りにケーキ3ホール買ってきて、じゃ。」
向き直ると藍ちゃんが正座しているのが見える。
「お姉ちゃんどうして、私がエッチしたなんて言うの?それに正座させられてる意味が分からない。」
反抗的な眼で私を睨んでくる藍ちゃん、そんな藍ちゃんもカワイ♪
シスコン?気にしない。同性愛?家族愛です。
「あ。」
今声を漏らしたのは私ではなく、藍ちゃん。
そして私が持っているのは白色の下着。
顔真っ赤、可愛いなぁ〜
「これは何?」
「下着です。」
私は見たことない。
「前からあったのじゃないわよね?」
「今日買いました。」
「どうして藍ちゃんが自分で洗濯機に入れたの?」
「買ったばっかりだから、洗おうと思って・・・」
ばつの悪そうな顔をしている。
なぜかというと新品は私が洗う、従わない場合はペットにすると契約しているから。
変態?何ですかそれ?
姉妹にはそんな言葉を無効化する力があるのよ。
「ダウト。」
「うぅ〜」
「脹れても話してもらうから〜」
「ふ〜ん、それで感じちゃって汚しちゃったから買ったと」
コクコクコクコク。
壊れた胡桃割り人形みたいに首を動かす藍ちゃん。
「しかし、その和君とやらあなどれないわね〜」
私だってそこまでイカせたことないのに。
「あたしも和君とお友達になろ〜かしら〜」
藍ちゃん会議についてそうだんできそうだし。
「それだけは絶対にやめて!!!!!!」
正座を崩して私に近寄ってくる藍ちゃん。
「誰が正座崩していいっていったのかしら〜
私に拘束されるのと、
和君に藍ちゃんが弄られて濡れました〜ってお父さんに言うのと、
私に和君のアドレス教える、と
その他のうちどれがいい〜」
「その他ってどんなこと?」
眼が怯えちゃってかわいいなぁ〜。
「和君と同じことよ〜〜」
あら、また真っ赤になった。
何も言わずに携帯を出してきた藍ちゃん。
「あれ〜お姉ちゃんに知ってもらいたいときにはどうしたらいいのかしら〜〜」
「お、お願い、し、します。長岡先生のアドレスをお教えさせてください。」
「ん〜長岡先生?だれそれ〜〜」
「か、か、か、かじゅくん。和君のアドレスをお教えさせてください。」
「よしよし〜いい子ですね〜」
頭を撫でながらそういうと不貞腐れた顔をしている藍ちゃん。
「かわいぃ〜」
さてと、和君とお話して、藍ちゃんの弱点を教えてもらおっと♪♪
KAZU SIDE
家に帰ってきてから携帯が鳴った。
相手なんてわかりきっている。
ヤバイ、どうしよ。
でもでないと・・・
俺は祐樹を振り絞って、いや勇気を振り絞って携帯を開いた。
『FROM アイ
TO 和君へ
用件 どうも〜藍ちゃんのお姉さんの亜衣です〜
今日は藍ちゃんがお世話になりました〜
それでですけどね〜今度お食事いたしませんか〜
まぁ、日時は近いうちにお教えいたします〜
最期に一つだけ、あんまり私の藍ちゃんにえっちぃことしたら
バラバラにしちゃいますよ〜
ではまた今度。
亜衣お姉さんより
』
メールなのに殺意を感じるのはなんでなのでしょう?
『FROM 亜衣
TO 和君
殺意じゃなくて悪意ですよ〜〜』
とりあえず、俺は月に向かって土下座をしてからその日を終えた。
乙.
今回は性的描写がソフトに描かれており、気分を害してしまった方々には深くお詫び申し上げます。
では真面目な感じもここまでにしていつもの調子で行きましょう。
どうも友達からはドS・鬼畜・駆逐等と不本意なあだ名をつけられている作者です。
今回のお話には実体験者がいます。
僕です。
サーセン。
ただ一言言わせていただきます。
やましい事は何一つありません。
言葉責めだけです。
と言ってもいつもは料理やお使い(パシリ)にされているのでこれでお互いにチャラだと思っています。
これではC級エロほんなだけなので次回はがんばります。