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エピローグ
終わりです
一週間が経ち、魔法学園のある王都へと向かうことになった。
入学手続きのほうは、僕が《テレポート》を使ってやってきたため、後は試験日に間に合うように行けばいいだけである。
ガルムから『そんな便利な魔法が使えるならよ、なんで遭難したときに使わなかったんだ?』と聞かれたが、あれは遭難ではないので使う意味がないだろうに。そう言うと、『お前も強情だよな』と意味のわからないことを呟いていたので、取りあえずパンチをくれてやった。
とにかく僕とリンは、《テレポート》で王都へと向かった。
リンを学園へと入れ、別れを済ませてから僕はまた旅に出た。
何度繰り返すかは分からない。でも、僕が誰かの記憶に残っておきたいと願っている限り、僕は何度も同じことをするのだろう。
楽しかった日々はもう終わり。そうして僕は旅に出た。
次は、もっと長いのを書きたいと思います。