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不死者の物語  作者: 雨後晴
7/8

6話

長い文を書くコツが知りたい。

 リンに魔法の訓練を始めてから、二年がたった。

 要するに、僕は二年間もリンの家に居候しているわけである。だからと言って、どうこうするわけではないが。

 リーシャさんにも『シュンさんは毎日、食料を調達してきてくれているではないですか。リンの面倒も見てもらっているので、気にしなくてもいいですよ』と言われたので、気にしないようにしてきた。


 リンの魔法の覚えの早さは凄まじいものである。

 リンは【魔法の図書館】というスキルを持っており、確かにこのスキルは魔法を覚える補助的な役割を果たしている。

 しかし、普通は初めてスキルを使う時は、こんなにうまく扱えないはずなのだ。でも、リンは完璧に使いこなしている。

 これなら、一度見た魔法なら完璧に再現出来るほどである。

 天才である。僕は、長いこと生きているが、全ての魔法を使えるわけではないので、もったいないのである。

 だから、僕はリンにある提案をすることにした。


「魔法学園?」

「そう、魔法学園。いろいろな魔法を学ぶことが出来るところだよ」


 リンの両親にも許可は取ってある。条件として、僕が保護者としてついていくことらしいが、元々そのつもりだったので問題ない。

 結局は、リンが決めることであるが。


「私、魔法学園に行ってみたい!」


 リンは魔法好きなので、予想はできた。

 リンも今年で十五歳になるので、冒険者登録もさせておこう。そろそろ、自分自身でお金を稼がせたほうが良さそうだし。学園の生徒も大半が登録していると聞くしね。


「出発は一週間後だ。必要な物を書いてあるから、自分で準備してね」

「もう、お兄さん。私も、もう子供じゃないんだからね」

「たった二年で何を言ってるの。僕からしたら、まだまだ子供だしね」


 僕のほうも、準備を始めないといけないしね。


「この一週間、訓練サボっちゃだめだよ」

「分かってるよ……」


 ちなみに、この二年では魔法だけでなく杖の扱いや、回避術なども叩き込んでいるので、そこらのチンピラには負けない程度にはしているのである。

 まあ、二年たったが、リンが学園に通いに行くこと以外は何も変わらず平和だった。

なんとか頑張ろう

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