5話
長く書けないよ。どうしよう
「お母さん、ただいまー」
「おかえりなさい。あら、シュンさんもおかえりなさい」
「どうも、ただいまです」
「あらあら、シュンさんのほうが年上なんだから、敬語なんて使わなくてもいいのに」
「そういわれましても」
そう言ってくれるが、何故だかこの人には敬語を使ってしまうんだよね。なんというか、雰囲気がそうさせるんだけど。
それに、泊めてもらっているのだから、敬語を使わないという選択肢は僕にはないしね。
「お母さん、今日の晩御飯は何ー?」
「そうねぇ、何にしようかしら」
「なら、これを使いますか?」
そう言って、僕は森で仕留めたオークの肉を取り出した。
抵抗がある人もいるようだけども、魔物の肉は基本的に美味しいのである。特に、強い魔物になるほど栄養もたっぷりとある。
オークはそこまで強いわけではない(シュンからしたらであり、普通は新人冒険者では手も足もでないほど)が、元が豚であるので、普通に美味しい。
「まぁまぁ、これだけあれば色々と作れますよ」
「オークのお肉だー。私、このお肉大好きなんだよねー」
「喜んでもらえて何よりです」
リンのお母さん、リーシャさんの作る料理は絶品だ。なろうと思えば、宮廷料理人になんてすぐになれるだろう。
なので、僕が楽しみにしていたリーシャさんの弁当を潰されたとき、潰した本人? であるオークやその森に居た仲間などには仲良く全滅してもらいました。森を焼き払わなかった僕を誉めて欲しいくらいだ。
「リン、明日からは魔法も教えることにするかね」
「本当! 魔法が使えるの!」
「使えるかどうかはリン次第だけどね。しっかりと魔力操作の課題をやっているなら使えるはずだよ」
魔力操作が出来ているなら、魔法を発動することは容易だろうし、リンも努力はしているので発動出来るだろう。それに、リンには特別なスキルがあるしな。あれほど魔術師との相性がいいスキルはなかなかないだろう。
「そういうことだから、晩御飯食べたら早く寝なよ。朝の訓練もしっかりとやってもらうからな」
「はーい」
僕たちは、晩御飯を食べると体を軽く洗い、すぐにベッドに横になった。
ちなみに、晩御飯は当たり前のように美味しかったです。
また、三日以内に出します