19 『そうだ、ダンジョンへ行こう!』
翌日から
朝目覚めて人参体操
朝食
ヨアヒムさんと剣の稽古
昼飯
城でぶらつきながら小人と遊ぶ
夕食
夜はエイプリルと勉強
就寝
という健康的な毎日を過ごしていった。
剣はかなり上達したと思う。
体力チート、小人のテレパス、ベテラン剣士の指導でかなりの腕前になった。
補助を外しても結構動けるようになり、咄嗟に体が反応して技が出る。
動きのレベルは幼少から10年修錬したレベルぐらいにはあるという。すげえな!
剣道で例えたら二段ぐらいか。一週間ぐらいだからチートさまさまやな。
もし剣道やってる友人Aに話そうものならキサマ、俺の10年を! とか言われそうだ。フハハ! これが才能の違いってもんよ。
もっとも元の世界に戻ったら身体能力は残らないらしいけどな。
ひょっとしたら脳内経験が残るかもしれないというのでやってる状況。
単純に体が思うように動いて楽しいし。
で、そこから上達が伸び悩んでる。
「ダメージゲージもあるし、相打ち覚悟でいけばまず負けんよ」
というお墨付きなので大丈夫だろう。
実剣で無敵時間使った相打ちオッケーは確かに酷いチートだと思う。
コマンド魔法もあるし。
一方の勉強はエイプリルが可愛いって事が判った。
こちらは学力が上がってるのか実感が湧かない。
頭のチート能力が欲しい。
インストールしようか、という話もでたけど
「水取くんはもうすぐ外つ国へ帰るのだから地頭を鍛えるべき」
というすげない言葉で却下された。
頭が良くなっていると信じたい。
■
一週間程過ごしたある晩の事だ。
エイプリルとの勉強会の後のお茶会でミムさんが会話を切り出した。
「お嬢様、明日の昼は水取くんをお借りしても?」
「目的」
「デートです」
「許可」
「おいどんは付いていかねえから安心おし」
「そう。ミム、気をつけて」
危険なデートなのか。
元の世界へ戻るために必要な材料を揃えるそうだ。
ダンジョンへ潜るらしい。
「え。ダンジョンあるの!!」
「うむ。お前さんが期待したようなダンジョンどすよ」
つまり鍾乳洞とかじゃなくて石畳の舗装されているRPG的な地下迷宮らしい。
迷宮は人工的に作られるものと、呪われた魔法の品が人間をおびき寄せて作るタイプがあるという。
「前者は悪名高いキベリン族が有名どすな」
「へえ?」
「お腹が空いたなあってなったら宝石を街までばらまいてお肉が歩いて来るのを待ち構える」
「肉が歩いて来る? 便利だな。……って怖いわ!」
人喰い鬼らしい。結構有名な騎士とかも食肉庫でアンコウのように吊り下げられたそうだ。
呪われた品が迷宮を作る話のほうもなかなか振るっていた。
強い魔法の品は血を求めて迷宮を作る。そして人々を魅了する魔法のアイテムやら宝石を作って誘いこむのだという。
人間の欲を刺激した結果、時には魔法の品を得る為に凄まじい数の生け贄を自発的に捧げるようにした逸話も聞いた。
「おそろしいなあ」
そして明日行く方は呪いの品が作った迷宮の方だと言う。
なんどか最下層の核になるアイテムは持ち帰られたそうだが、その度に人間の欲深い手で元に戻ったという曰くつきのところだ。
「こわっ!!」
「最下層まで行かずに安全なルートを通ります。もし襲われても水取くんなら大丈夫でしょう」
「腕の良い炎の魔術師どすからな」
「私が守ってあげますから安心してください」
ミムさんはこう見えても強い方らしい。
ミムさんが腕を取る。上腕に胸が当たる。柔らかい。
……この胸は本物なんだろうか。
ミムさんはスケルトンなんだけど仮面やらメイドコスやらでロボ娘的な可愛さがある。巨乳だし。(じゅうよう)
魔力が胸の形を取っているのだろうか、それともコルセットの上に布か何かを詰めているのだろうか。
魔力おっぱいは本物と同じ感触だろうか。手は本物みたいだよなあ。するとおっぱい感触も本物かなあ。
「スケベ人。ミムから離れて」
心を読まれてた。
「いや、これでもかっていうぐらい顔に出てたで」
心を読まれていたな!
「う、うん」
ちゃっきーさんの同意が得られた。
■
結局スケルトンの信頼できる兵士ヨアヒムさんが追加される事になった。
童貞としては女の子と二人だと緊張するのでちょいとほっとする。
おっぱいがタプンタプンだし。
小人がテレパシーを送ってきた。
びびび「いざとなったら切り札を使うと良いべ。毎日使えるから試しに使っておけ」
完全防御する技も持ってたし、このゲームな体もあるから大丈夫かな。
ボスとか出てもシャドウバインドで縛って炎の呼鈴を連射すればハメ殺しできそう。
びびび「それとな。ミムどんを何気に女の子認定しとる気がするどすが。――正気か?」
!?
骨娘を守備範囲に入れているのはアブノーマルやで、と諭されたのだった。
そうかな。――そうかもなあ。
でもエイプリルが冷たいのが悪いと思う。
もう少し優しくして良いと思う。
好感度が進展したと思ったら最後で下がった一日だった。
**
夜中にウィンドウが開いた。
『豆知識:ブラジャーを着衣している場合、胸は結構硬いぞ』
豆知識大先生……!! つまり……!?
『豆知識:ミムはノーブラを疑え』
Fuoooo!
『称号:スケベ人を獲得しました』
効果:道端のエロ本に気付くなど隠されたエロスに敏感になる。回復力を高める。
またなんか獲得した! そっと外した。
ここの称号システム、シモ関係しかないのか。
寝よう。
998,995,990、
すやー
サブタイトルが一個ずれてました。どどん




