ぶれいくたいむ
『ぶれいくたいむ』
「っくしゅん!」
ショートカットがよく似合う爆乳の娘がくしゃみをした。耳が長い美しい少女だ。
黒いローブを着込んでいる。くしゃみで胸が揺れる。
洗濯物を干していたので寸前で顔を横に向ける。
「だれか噂してんのかしら。あ、帰ってきた」
「ただまー!」
小さな小人が戸を開けて帰ってきた。
歩くと音の出る靴を履いているのですぐに判る。
黄色いくまのぬいぐるみボディに2対の小さな羽、お地蔵さんみたいな顔。
白と緑のストライプのマフラーをしている。
赤いマフラーのコボルトキングより一回り小さい。
「おかえり! ん?」
「今日の成果どす!」
小さな鞄から弁当箱を小人が差し出す。
「嫌な予感! うわ、ダンゴムシ!」
空の弁当箱が虫カゴ代わりになってた。
得意顔の小人にどう諭そうかと思い悩む。
「虫カゴ作ってあげるから次からそこに入れてね」
「……おいどんも一緒作る!」
「はいはい。竹カゴで良いかな?」
小人を抱っこしてポンポンと背中を軽く叩く。
そのまま台所に移動して小人の手を石鹸で洗う。
帰ってきたら手洗いは基本である。忘れないで欲しい。
ふと窓を見る。窓に木漏れ日がすーっと走る。風が木々の声を借りる。
「赤が今回の当番とな。大丈夫なんだろうけど、大丈夫なのかな」
思い出したように独り言つ。
「ヨアヒムの坊やも元気かねえ」
挿絵あり、の検索でウチでてこないって10日経ってから気付きました。
本文に使ってないと検索に出てこないですとー!
という事で編集してみたで御座る。
パンとバスケットって良い組み合わせですよね!
幼稚園児ぐらいの頃にパンやらケーキの写真のある本を兄弟と眺めていた気がします。
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ダンゴムシのエピソードは幼稚園児がよくやる奴でごわすな。童心に帰る。




