田口の行方
「やばいよ、相手はベテランの人だから動けないよ」
「何をしているんじゃ、早く水を入れんか」
「はい、すいません」
まさかゲームが始まったとたんまた緊張するなんて思わなかったよ
ここからどうしよう、手が震えて水がこぼれそうだよ
「なんとか水を入れたか田口の奴」
「うん、そうだね」
「でも田口、緊張しすぎじゃね」
「まぁ、そんなもんだろうな」
「田口このままでゲームに勝てるわけがない」
「まず田口の緊張をほぐすか?」
「遼希そんなことできるのか・」
「あぁ、任せとけ」
そう俺には考えがあった
「おい田口ビビるな俺からのアドバイスはそれだけだ」
「え、えぇそれだけかよ」
「そうだよ 何か問題でも」
「いやないけどさぁ~」
「なら翔磨何かいい方法あった?」
「もちろん、ない」
「ないのかよ」
さてここからマジでどうするか?
「さてやっとわしのばんじゃな」
「ほれ」
相手はまたすんなりやった
「やべーよまた田口動けてないよ」
「だな」
「だなって何か方法ないのかよ」
「ないよ、てかそういうの考えるのいつも翔磨ジャン」
確かにそうだいつも俺だだけど今回は無理のような気がする
「そうだ」
「どうした遼希」
「分かった」
「え!!」
「え、じゃなくて分かったんだよ」
「何が?」
「何がじゃなくて田口を動かす必勝法が」
「だからその必勝法はなんだよ」
「まぁみてな多分成功するで」
「お、おん」
ホントに大丈夫かまぁみているか
「田口よく聞け今から早くその緊張を解かないとお前の持っているゲームのデータ全部消去するぞ」
「えーそれわないよ遼希君」
やっとうざい田口に戻ったな
「データを消されたくなかったら早く俺らの言うとおりに動かんかい」
「ラジャー」
すごい田口の緊張をあんな一言で解いたなんて俺ももっと勉強がしつようだな
「よーし一気に決めるぞ」
「おん」
だいたい5ランドめに入るころ翔魔が田口に同点にする方法の指令をだした
はたして田口はこのゲームを引き分けにできるのか
次回
指令