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百八 完
そう。二代目の髷が、ものの見事に切り落とされている。
「ほなオチもついたところで、御用や!」
初秋の午後。心地よい風も吹き、いかにも帆掛け舟日和だ。
そして、ここにも――凧?
「ご主人様! あれほど三人は無理って言ったのにい」
「そやかて。大体な、凧を台無しにしたおまえが悪いんや!」
「種子のせいっすか? 元々、蕾ちゃんが捕まるのがよくないっす」
「は? 人の凧を水浸しにしてるのにい?」
さあ、日もそろそろ沈みかけだ。
そう。二代目の髷が、ものの見事に切り落とされている。
「ほなオチもついたところで、御用や!」
初秋の午後。心地よい風も吹き、いかにも帆掛け舟日和だ。
そして、ここにも――凧?
「ご主人様! あれほど三人は無理って言ったのにい」
「そやかて。大体な、凧を台無しにしたおまえが悪いんや!」
「種子のせいっすか? 元々、蕾ちゃんが捕まるのがよくないっす」
「は? 人の凧を水浸しにしてるのにい?」
さあ、日もそろそろ沈みかけだ。
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