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百六

「ギャッハッハのハ! あたいら二人に、そんなか細い刀一本で立ち向かうってのかい? こちとら、実戦で鍛え上げてるんだよ!」


「ほな、こっちからいきまっせ!」

 そしてすぐに、相手二人のの右手に向って


「ファンデヴやわ! ほれ、そっちもファンデヴでっせ!」


 あっという間に右手を剣で突かれ、小刀を落としてしまった二人。そんな相手に


「これな、西洋剣術でんねん。なかなかのもんでっしゃろ?」


 そう、自慢気に話す破近だったが――


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