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九十九
素直に頷く蕾に
「ちゅう事はな。元々一人多かった訳は、同じ組の者が二人おるっちゅう事やねん」
「ええっ?」
「で、逆に聞くけんど。おまえさん、誰の部屋に忍び入った時に見つかったんや?」
「えっとお、楊組の霊鳳っていう女の部屋ですう」
これに、破近が即答し
「ほな、そいつが片割れやわ。でな、おまえさんに追いつくわけもないから、もう一人別におったんや」
「一安心してたんでえ、その人には全く気がつきませんでしたあ!」
素直に頷く蕾に
「ちゅう事はな。元々一人多かった訳は、同じ組の者が二人おるっちゅう事やねん」
「ええっ?」
「で、逆に聞くけんど。おまえさん、誰の部屋に忍び入った時に見つかったんや?」
「えっとお、楊組の霊鳳っていう女の部屋ですう」
これに、破近が即答し
「ほな、そいつが片割れやわ。でな、おまえさんに追いつくわけもないから、もう一人別におったんや」
「一安心してたんでえ、その人には全く気がつきませんでしたあ!」
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