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九十八
ようやく落ち着きを取り戻した蕾。
その縄を種子が解こうとしたところ、破近が
「解かんでええわ」
「え?」
「また様子を見に来るかもしれへん。その時に捕まえるで。ええか?」
これに、種子がニッコリと
「では、この私めの『あっというまに突き刺さる……」
「もうええって!」
「はい……」
破近、ここで蕾に
「ええか? よう聞けや。仏さんは、元々参加を許されている組の者や」
「え? でもお……」
「時があらへんよって、黙って聞きや」
ようやく落ち着きを取り戻した蕾。
その縄を種子が解こうとしたところ、破近が
「解かんでええわ」
「え?」
「また様子を見に来るかもしれへん。その時に捕まえるで。ええか?」
これに、種子がニッコリと
「では、この私めの『あっというまに突き刺さる……」
「もうええって!」
「はい……」
破近、ここで蕾に
「ええか? よう聞けや。仏さんは、元々参加を許されている組の者や」
「え? でもお……」
「時があらへんよって、黙って聞きや」
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