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十三
破近から何やら指示を受けた喜助、すぐに立ち上がり出て行ってしまった。
「ほな、続きを……あれ? 何やったっけ?」
「その文字を書いたのが下手人やも……」
「そやそや。でも、実はこれがちゃうねん」
「はあ?」
親分、完全に振り回されている。
「どうせ他人に疑いを向けたいんなら、最後までちゃんと書くって! 〝艹〟なんかで終わらせずに、例えば〝花〟ってね!」
「そら、そうですな。ということは、やはり仏さん自身がこれを?」
破近から何やら指示を受けた喜助、すぐに立ち上がり出て行ってしまった。
「ほな、続きを……あれ? 何やったっけ?」
「その文字を書いたのが下手人やも……」
「そやそや。でも、実はこれがちゃうねん」
「はあ?」
親分、完全に振り回されている。
「どうせ他人に疑いを向けたいんなら、最後までちゃんと書くって! 〝艹〟なんかで終わらせずに、例えば〝花〟ってね!」
「そら、そうですな。ということは、やはり仏さん自身がこれを?」
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