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八十一
これには弥三郎が驚き
「え? 姐御って、ご存じない?」
「何を?」
「あの壱組と楊組ってのは、そらもう犬猿の仲でして。何でも壱組のシマに後からやってきた楊組が、相当荒らし回っているとか」
「ふうん。いろいろあるんだな」
「そらまあ、どこの組もシマを増やすのに必死ですからね。ま、ここではそんなもの、おくびにも出しゃしませんが」
何となく事情がつかめた蕾、ここで話を変え
「じゃあ、あの仏さんは一体誰だと思うんだい?」
これには弥三郎が驚き
「え? 姐御って、ご存じない?」
「何を?」
「あの壱組と楊組ってのは、そらもう犬猿の仲でして。何でも壱組のシマに後からやってきた楊組が、相当荒らし回っているとか」
「ふうん。いろいろあるんだな」
「そらまあ、どこの組もシマを増やすのに必死ですからね。ま、ここではそんなもの、おくびにも出しゃしませんが」
何となく事情がつかめた蕾、ここで話を変え
「じゃあ、あの仏さんは一体誰だと思うんだい?」
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