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七十三
「まず、蕾さんが一風呂浴びている時に、覆面を盗まれた」
早速、広間で口を開いた辰爺。事件のおさらいを始める気だ。
「次に、背中より一刺しされた黒づくめの男の方が、自室で殺されているのが見つかった。そして、それを見つけたのは……」
ここで、久しぶりに声を発してきた美園
「わ、私です。その襖が開いていたものですから、つい中を覗き込み」
「そうでしたな。で、その後は仏さんの顔を拝んだが、どなたもご存知ではないと」
「まず、蕾さんが一風呂浴びている時に、覆面を盗まれた」
早速、広間で口を開いた辰爺。事件のおさらいを始める気だ。
「次に、背中より一刺しされた黒づくめの男の方が、自室で殺されているのが見つかった。そして、それを見つけたのは……」
ここで、久しぶりに声を発してきた美園
「わ、私です。その襖が開いていたものですから、つい中を覗き込み」
「そうでしたな。で、その後は仏さんの顔を拝んだが、どなたもご存知ではないと」
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