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六十四
はたして弥三郎の言ったとおり、目指す相手は自室にこもっていた。
「た、辰爺さん! は、入ってもよろしいですかい?」
すると中から
「ん? その声は蕾さんかい? ああ、どうぞどうぞ」
部屋に入り、一通りの事情を話している蕾
「それで、巻かれてたのはこの文です」
「では、見させてもらおうか」
早速それに目を通し始めた辰爺だったが、その顔がみるみる青ざめてき
「こ、こいつは敵さんの文だ! 事細かに、我々について書かれておる!」
はたして弥三郎の言ったとおり、目指す相手は自室にこもっていた。
「た、辰爺さん! は、入ってもよろしいですかい?」
すると中から
「ん? その声は蕾さんかい? ああ、どうぞどうぞ」
部屋に入り、一通りの事情を話している蕾
「それで、巻かれてたのはこの文です」
「では、見させてもらおうか」
早速それに目を通し始めた辰爺だったが、その顔がみるみる青ざめてき
「こ、こいつは敵さんの文だ! 事細かに、我々について書かれておる!」
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