949/1037
五十八
これに春代、少しだけ中に入り
「いえね、かなり昔からの言い伝えなんですが。この島にやってくる侵入者という侵入者が、次々と変死していったらしいですよ」
「そうか、その名残か……ならば」
再び辰爺、仏さんに目をやりながら
「今回も多分に漏れず、ってとこか?」
「あのう、旦那様。その仏さんは、どうなされるおつもりで?」
彼女にとっては聞いておく必要があるのだ。何しろ客商売、遺体を部屋に放ったらかしのままも困るはず。
これに春代、少しだけ中に入り
「いえね、かなり昔からの言い伝えなんですが。この島にやってくる侵入者という侵入者が、次々と変死していったらしいですよ」
「そうか、その名残か……ならば」
再び辰爺、仏さんに目をやりながら
「今回も多分に漏れず、ってとこか?」
「あのう、旦那様。その仏さんは、どうなされるおつもりで?」
彼女にとっては聞いておく必要があるのだ。何しろ客商売、遺体を部屋に放ったらかしのままも困るはず。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。