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五十一
この時、濃紺の堅物が
「仏さんと争ってる時に剥がされたんだな」
だが、それにはやはり反論してくる二色の女
「覆面を剥ぎ取られたまま逃げるわけなんてないよ」
「その時間がなかったかも知れぬ。いや、誰かがこの部屋に近づいてきたのかも」
「フン。それでも、証を置き去りにはしないって」
いつになったら止むのか、そんな空気が流れ始めた頃
「辰爺さん。こんな事が起きたんだ。仏さんが誰なのかくらい、明かしてもらえませんか?」
この時、濃紺の堅物が
「仏さんと争ってる時に剥がされたんだな」
だが、それにはやはり反論してくる二色の女
「覆面を剥ぎ取られたまま逃げるわけなんてないよ」
「その時間がなかったかも知れぬ。いや、誰かがこの部屋に近づいてきたのかも」
「フン。それでも、証を置き去りにはしないって」
いつになったら止むのか、そんな空気が流れ始めた頃
「辰爺さん。こんな事が起きたんだ。仏さんが誰なのかくらい、明かしてもらえませんか?」
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