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五十(内容変更 10/2 11:30)
*文章変更しました(10/2 am11:30) そこに見える血は流れたままだ。⇒そこに見える血はすでに固まっている。以上です、失礼しました。
そこには例の黒づくめの男がうつ伏せになっており、おまけにその背には小刀が突き刺さったままだ。そして、そこに見える血はすでに固まっている。
さらに目を移動させると――
「その右手がつかんでる覆面は、あなたのですかな?」
そう言いながら、辰爺が覆面を男の手から剥ぎ取り差し出してきた。
「如何ですかな?」
それを恐々受け取り臭いを嗅いでる蕾、否定すりゃいいものを
「間違いなく私のですよ」
これに弥三郎が
「あ、姐御!」