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「こらまた無茶を言ってくれますねえ、鈴木殿。結局、酸っぱい人も捕まえられなかったくせに」


「え、えろうすんまへん」

 一つ頭を下げた後、破近が両手を合わせ


「しかし、そこを何とか……ね? 明智様」


「うーん、確かに冤罪って嫌だもんね。後々、枕元に亡霊が出てきそうで」

 そう言いながら身震いする上司。ようやく


「じゃさ、今回だけだよ。でもね……」


「あい?」


「何でそこまで必死なの? ひょっとして、そのお花って娘にホの字?」


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