929/1037
三十八
「ところで、ヒック、姐さんのお名前は?」
「おや、聞きたいのかい?」
すっかり上機嫌の蕾、さらに顔を寄せ
「人呼んで、ヒック、風魔の蕾ってんだ」
これには小豆色も目を丸め
「ふ、風魔? も、もしや敵さん?」
「あ、いえいえ、ヒック、それはあだ名ですよ、あ・だ・な」
「さいですか、ヒック。で、どこの組で?」
「果汁組ですよ、ヒック」
弥三郎、それに大きく頷き
「お、新勢力の! で、舎弟の件は?」
「引き受けましたよ、ヒック」
「ところで、ヒック、姐さんのお名前は?」
「おや、聞きたいのかい?」
すっかり上機嫌の蕾、さらに顔を寄せ
「人呼んで、ヒック、風魔の蕾ってんだ」
これには小豆色も目を丸め
「ふ、風魔? も、もしや敵さん?」
「あ、いえいえ、ヒック、それはあだ名ですよ、あ・だ・な」
「さいですか、ヒック。で、どこの組で?」
「果汁組ですよ、ヒック」
弥三郎、それに大きく頷き
「お、新勢力の! で、舎弟の件は?」
「引き受けましたよ、ヒック」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。