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三十一
書くのに必死で、何も聞いてなかった蕾。
「賛同ですか?」
この辰爺の催促に、つい手を挙げてしまった。
だが、すぐに鶯色から
「フン、これはこれは。女のくせして勇ましいことだな!」
これにはカチンときた蕾。しかし、教育係の顔を思い浮かべながら
「あれま! 今更殿方もおなごもないでしょうに」
おお! 成長したぞ、蕾!
しかし、次がいただけなかった。
「おたくさ、その覆面取ってみんさいな。どうせ器量悪しのおなごなんでしょ?」
書くのに必死で、何も聞いてなかった蕾。
「賛同ですか?」
この辰爺の催促に、つい手を挙げてしまった。
だが、すぐに鶯色から
「フン、これはこれは。女のくせして勇ましいことだな!」
これにはカチンときた蕾。しかし、教育係の顔を思い浮かべながら
「あれま! 今更殿方もおなごもないでしょうに」
おお! 成長したぞ、蕾!
しかし、次がいただけなかった。
「おたくさ、その覆面取ってみんさいな。どうせ器量悪しのおなごなんでしょ?」
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