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二十三
そら、皆も目を丸くしている。
「へ?」
真っ先に声を上げた小豆色だが、先の言葉が出てこない。
あの冷静な鶯色さえ
「な、何故?」
蕾の隣からも、濃紺が
「八人目とは……」
これに蕾も、思わず横を見て
「ですよねえ?」
「あ、ああ」
そして対面では、例の覆面から着物まで黒い者こそ黙ってたが――
「一人多いって、敵方の回し者では?」
こう言い出したのが、その隣の茶と白の二色の者だ。
その声に、蕾がぽそっと
「女の人だったんだあ」
そら、皆も目を丸くしている。
「へ?」
真っ先に声を上げた小豆色だが、先の言葉が出てこない。
あの冷静な鶯色さえ
「な、何故?」
蕾の隣からも、濃紺が
「八人目とは……」
これに蕾も、思わず横を見て
「ですよねえ?」
「あ、ああ」
そして対面では、例の覆面から着物まで黒い者こそ黙ってたが――
「一人多いって、敵方の回し者では?」
こう言い出したのが、その隣の茶と白の二色の者だ。
その声に、蕾がぽそっと
「女の人だったんだあ」
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