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二十二
「おっと、くわばらくわばら」
粘ってきそうだった小豆色も、あっさり引き下がり
「では早速、最近活発な動きをしている江戸外の組に関して、その対策を練りましょうか」
蕾、辰爺の言葉を書き写すのに必死だ。
この時
(ん? 襖の向こう、ざわついていますう?)
「ちょ、ちょっと! 会合中だって!」
その春代さんの腕を引き払って中へ現れた者、深々と頭を下げ
「申し訳ありません、遅刻しまして」
(あれれ? 定員、超えちゃいましたあ?)
「おっと、くわばらくわばら」
粘ってきそうだった小豆色も、あっさり引き下がり
「では早速、最近活発な動きをしている江戸外の組に関して、その対策を練りましょうか」
蕾、辰爺の言葉を書き写すのに必死だ。
この時
(ん? 襖の向こう、ざわついていますう?)
「ちょ、ちょっと! 会合中だって!」
その春代さんの腕を引き払って中へ現れた者、深々と頭を下げ
「申し訳ありません、遅刻しまして」
(あれれ? 定員、超えちゃいましたあ?)
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