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十五
そして一週間が過ぎ、いよいよ出発の日。
「蕾な。こいつが虫眼鏡で、そっちが懐中時計や。何かの役に立つかもしれへんから、持ってき」
「でも、それはお父上の大事な形見じゃ?」
語尾がまとも?
「また、持って帰ってきたらええだけやん」
そして次は、傍の風呂敷を開きながら
「これは、何かあった時やな」
「あ、しんぼるちゃん! げげっ!」
そこには五羽の鳩が。
「面倒臭いんで、心彫一号から五号や。わいにも、よう見分けがつかん」
そして一週間が過ぎ、いよいよ出発の日。
「蕾な。こいつが虫眼鏡で、そっちが懐中時計や。何かの役に立つかもしれへんから、持ってき」
「でも、それはお父上の大事な形見じゃ?」
語尾がまとも?
「また、持って帰ってきたらええだけやん」
そして次は、傍の風呂敷を開きながら
「これは、何かあった時やな」
「あ、しんぼるちゃん! げげっ!」
そこには五羽の鳩が。
「面倒臭いんで、心彫一号から五号や。わいにも、よう見分けがつかん」
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