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五十九
提灯片手に捜しまくっている喜助。
やがて、その目に入ったのは
「ん? この封書は?」
表には、確かに定吉宛となっているのだが
「裏は名無しか」
そして中身を取り出し目を通す喜助、思わず
「こ、こいつは?」
しばらくして戻ってきた定吉、行灯を灯して目を丸くしている。
「ぬ、盗人だって?」
そう叫んで、すぐに部屋中を確認したが
「ふ、ふ、文がない!」
喜助が持ち帰った文に目を通した破近、
「おっ! ここにちゃんと認めてあるわ!」
提灯片手に捜しまくっている喜助。
やがて、その目に入ったのは
「ん? この封書は?」
表には、確かに定吉宛となっているのだが
「裏は名無しか」
そして中身を取り出し目を通す喜助、思わず
「こ、こいつは?」
しばらくして戻ってきた定吉、行灯を灯して目を丸くしている。
「ぬ、盗人だって?」
そう叫んで、すぐに部屋中を確認したが
「ふ、ふ、文がない!」
喜助が持ち帰った文に目を通した破近、
「おっ! ここにちゃんと認めてあるわ!」
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