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五十八
蕾が引き上げた後、姿を現した喜助。
破近、先程と同じ事を指示したのだが
「えっ? このあっしが、無断で他人の家に侵入?」
嫌がる相手に、独り言のように破近が
「あーあ。ここに猿公がおったらなあ」
これは効いた。
「や、やりますとも!」
はたしてその晩、源五郎が銭湯に行った間に忍び込んだ蕾。隅から隅まで捜したのだが
「怪しい物なんて、これっぽっちも出てこないですう!」
そして一方の喜助も、同じく定吉の家に侵入している。
蕾が引き上げた後、姿を現した喜助。
破近、先程と同じ事を指示したのだが
「えっ? このあっしが、無断で他人の家に侵入?」
嫌がる相手に、独り言のように破近が
「あーあ。ここに猿公がおったらなあ」
これは効いた。
「や、やりますとも!」
はたしてその晩、源五郎が銭湯に行った間に忍び込んだ蕾。隅から隅まで捜したのだが
「怪しい物なんて、これっぽっちも出てこないですう!」
そして一方の喜助も、同じく定吉の家に侵入している。
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